ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

隠居のすすめ

2007-09-14 17:22:54 | 旅行(国内)

先日、大河ドラマ「風林火山」で話題?の山梨県を訪れた。

甲府近くの温泉宿に泊まり、初めてワイナリーと言うところを
いくつか見学した。見学したワイナリーのひとつがサントリー
で(あのお酒で有名な会社である)、ガイドがついてワインが
出来るまでの過程を、大変丁寧に教えてくれるのである。

個人的には、それほどワイン作りの過程に興味があったわけではないが
案内をしてくれたガイドの方の説明がとても丁寧で、しかも声の強弱を
巧みに使い、飽きさせない工夫もしている。なんだか久しぶりにとても
美しい日本語を聞いたような気がして、ついつい最後まで聞いてしまった。

きっとこれはサントリーの社員教育の賜物であろう。
日本航空の客室乗務員なんかより、よほど話し方を含めたマナーを
心得ている。私はサントリーの回し者ではないが、おそらく
すばらしい会社のはずである。今後お酒を購入する時は、ぜひサントリー
に絞って…と思ったが、私はほとんどお酒はやらないのである。
非常に残念なことである。

さて山梨から戻ると、ニュースは安倍さんの辞任、一色であった。
なんとも、美しくない中途半端な辞め方で、身の引き際というタイミングを
知らない典型である。これで安倍さんの好感度はさらに下がったであろう。

「終わり良ければ、全て良し」という言葉があるが、このタイミングでの
辞任は、その正反対の行為であると、我々に印象付けてしまった。
これで、安倍政権一年間のささやかな功績さえもどこかに霞んでしまった
と言えよう。(もちろん功績が、あるとすればであるが…)

安倍さんは、まだ50代である。一度の閣僚経験のみで首相を経験し
一応、十分な達成感はあるであろう。

あとは、細川元首相のように早々に政界から足を洗い、隠居することを
ぜひ、お薦めしたい。














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懐かしいサービス

2007-08-16 18:44:09 | 旅行(国内)

あっという間に5日間のお盆休みが終わった。

帰省を兼ねて箱根、鎌倉、横浜、川越と足を延ばした。
やはり気分転換には、お出かけが一番だと思いつつも
海外には行けなかったことを恨めしく残念に思っている自分がいる。

お盆に横浜に行った際、プチ海外擬似体感でもと思い、中華街に立ち寄って
食事をした。しかし一軒の店に入り注文をしても、水1杯を持って来ようと
しない。一瞬、そういうシステムかとも思ったが、暑かったこともあって
ウェイトレスに「すみませーん、お水を下さい」とお願いした。

果たして頼まれたウェイトレスはとても無愛想な顔をし、返事もせずに
めんどくさそうに水を入れて置いていったのである。
しかしその瞬間、ムカツクより先に「オーッこれぞ中国だ」と懐かしい気がして
ちょっと感動してしまった。

かつての中国はこんなの当たり前であった。いや持って来てくれるだけで
感動に値したであろう。
サービスなんて観念が全く存在しないのだから当然であろうが、それにしても
ひどかった。当時の旅行者は、いかにひどい仕打ちをされたかというような話で
道中盛り上がったものである。
今ではすっかり変わってしまったようであるが…。

このウェイトレスも、本当はちょっと虫の居所が悪かっただけなのかもしれない。
そうでなければ、競争の激しい中華街で生き残っていけないであろう。

近頃の中国は豊かになり、飛躍的に発展してるのにもかかわらず、
悪い話ばかり耳にする。昔の中国も酷かったが、今の中国もかなり酷い
ようである。

北京オリンピックに上海万博と世界的規模の祭典の後、中国はどこへ
向かうのだろう?。

このままで行くと、数字だけでみれば世界第一位の経済大国になる日は、
数十年後にやって来るようである。

まあ、なるようになるであろう。




























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美しい国

2007-08-02 08:07:01 | 旅行(国内)

先日、愛知県犬山市にあるリトルワールドに行ってきた。

リトルワールドは、世界各国の建物や展示物が並ぶ
今では、ちょっと時代遅れのテーマパークである。

平日に行ったせいか、人はまばらで、ややさびれた雰囲気が
漂っていたが、その中でちょっとした楽しみを見つけた。

それは、各国の民族衣装を着て写真が撮れるのである。
いわゆるコスプレ写真で、費用は300円~500円と手頃なのもうれしい。
休日などの人の多い日であれば、はずかしいこと極まりないが、
この日は平日とあって誰にも見られずに済んだ。

結局、中国、清朝の衣装、ひと昔前のフランスの貴族の衣装、そして
インドのマハラジャ衣装と三つも着てしまった。

民族衣装といえば、日本の着物もまた、れっきとした民族衣装である。
私の小さい頃は、まだ近所のお年寄りの方が普段着として、着物を
着ているのを見かけたものだが、最近ではまず見かけなくなった。

時代の変化と言えばそれまでだが、なんとなく寂しいことではある。

そのせいか、時折、浴衣を着て、お祭りや花火大会に出かける人々を
見かけると、なんとなく心が安らぐような気になるのは、私だけでは
ないだろう。

こんな身近なところにこそ、本来の美しい日本の姿が
あるような気がする。




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