先日、大河ドラマ「風林火山」で話題?の山梨県を訪れた。
甲府近くの温泉宿に泊まり、初めてワイナリーと言うところを
いくつか見学した。見学したワイナリーのひとつがサントリー
で(あのお酒で有名な会社である)、ガイドがついてワインが
出来るまでの過程を、大変丁寧に教えてくれるのである。
個人的には、それほどワイン作りの過程に興味があったわけではないが
案内をしてくれたガイドの方の説明がとても丁寧で、しかも声の強弱を
巧みに使い、飽きさせない工夫もしている。なんだか久しぶりにとても
美しい日本語を聞いたような気がして、ついつい最後まで聞いてしまった。
きっとこれはサントリーの社員教育の賜物であろう。
日本航空の客室乗務員なんかより、よほど話し方を含めたマナーを
心得ている。私はサントリーの回し者ではないが、おそらく
すばらしい会社のはずである。今後お酒を購入する時は、ぜひサントリー
に絞って…と思ったが、私はほとんどお酒はやらないのである。
非常に残念なことである。
さて山梨から戻ると、ニュースは安倍さんの辞任、一色であった。
なんとも、美しくない中途半端な辞め方で、身の引き際というタイミングを
知らない典型である。これで安倍さんの好感度はさらに下がったであろう。
「終わり良ければ、全て良し」という言葉があるが、このタイミングでの
辞任は、その正反対の行為であると、我々に印象付けてしまった。
これで、安倍政権一年間のささやかな功績さえもどこかに霞んでしまった
と言えよう。(もちろん功績が、あるとすればであるが…)
安倍さんは、まだ50代である。一度の閣僚経験のみで首相を経験し
一応、十分な達成感はあるであろう。
あとは、細川元首相のように早々に政界から足を洗い、隠居することを
ぜひ、お薦めしたい。
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