ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

古民家とあばら家

2012-06-05 22:00:40 | 時事(国内)
元オウム真理教、菊池直子が17年以上の逃亡の末に捕まった。
「あれっ」と思ったのが、17年なら時効ではないのか?ということである。

かつて「死刑に相当する罪」の時効は15年だった。しかし、菊池容疑者が
逃亡9年目の2004年に25年になり、2010年にさらに法律が変わって、殺人等
で死刑に相当する罪は時効がなくなってしまったのである。

彼女からすれば、非常に残念なことである。

しかし、この人を殺人罪で起訴できるのだろうか?

実際に「サリンの製造」に関わり、生命に関わる危険物だということを認識
していたとしても、果たしてそれだけで殺人罪になるのか?
そんなことをいえば岐阜県、関市の包丁鍛冶の人は、「あんな切れ味のいい
刃物を作るからいけないんだ…」ということで、みんな捕まってしまいかね
ないのではないか。

起訴されても、あっさり自白すれば、意外に軽い罪で終わるような気がして
いる。

別段、同情する気は起きないが、なんだか哀れだな、と思う。

信じていた教団が嘘つきで無くなり、夢も希望も支援者もいなくなった。
現在、40歳で17年間逃亡ということは、人生で一番楽しかっただろう時期を、
棒に振ったわけである。

ある意味、相当、孤独だったはずで、未来が見えないという意味では終身刑
に近いものがあっただろうと思われる。

そんな中で、唯一の救いが、一緒に暮らしていた男性だったに違いない。
そして、そういう人がいて、本当に良かったと思う。

ただ、唯一の疑問は、二人が暮らしていた家を、マスコミの一部は「古民家」
だと言っていたが、あれを普通に「古民家」だというのなら、どなたか「あばら
家」との違いを私に教えていただきたい。

確かに、「古い民家」と言う意味では、「古民家」なのだろうけど…。


 

  

    
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