ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

台湾旅券

2012-11-09 22:27:23 | 時事(海外)
台湾のパスポートの話である。

この11月より台湾旅券(中華民国旅券)を持つ者は、アメリカ入国に際し
ビザが免除されるようになった。そしてこのとこによって、大陸中国に住
む人民の一部のらが「私達にも中華民国のパスポートを発給してくれ!」
と申請者が後を絶たないことになっているのだとか。

というのも、台湾の憲法によれば、台湾が主張する国家の領域には大陸地
域も含まれる。そうすると、大陸に住む人民も当然「中華民国の国民」と
なるわけで、法に基づけば、合法的に台湾のパスポートを申請できるとい
うことになるからである。

現在、台湾、(中華民国)が国交を有する国は23カ国。しかし、129の国と
地域がビザ免除の待遇を与えている。一方で大陸中国は171の国と国交を結
んでいながら、ビザ免除で行ける国はわずか20数か国にすぎず、この差が台
湾旅券の大きな魅力になっているのだ。

とはいっても、台湾もそう甘くはなく、それなりの条件をクリアーできなけ
れば安易には発給しないとのこと。まぁ、当たり前だろう。そうでなくても
世界における中国人のマナーは最悪である。最近ではパリのホテルでは中国
人観光客の宿泊を全て拒否するホテルも出てきている。乱発すれば、中華民
国旅券を持った中国人が諸外国で悪評を重ね、巡り巡って、台湾の評判をも
落とすこともなり兼ねない。

だた、たしかに大陸中国人のマナーは最悪だが、今や大量に買い物をしてく
れるお得意様でもある。今後は日本も含め、多くの国で大陸中国に対しても
ビザ取得の緩和や撤廃が始まるだろうと思われる。

台湾旅券の優越感も今のうちだけかもしれない。

また高額で販売し、外貨獲得の一つにするのもいいような気もする…。

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