ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

ちょっと心配…

2012-11-21 21:17:36 | 時事(国内)
漫画家のさかもと未明がコラムにした題名「再生JALの心意気」が話題になっている。

それによると、今年の夏に彼女が乗った愛媛の松山から羽田行きの日本航空の機内で、1歳の乳児が離陸から着陸前まで長時間、泣き叫び通しだったと腹を立てた。客室乗務員が母親と一緒にあやしても泣き止まず、耐えられなくなった彼女は、着陸態勢に入っていたにもかかわらず「もう降りたい」とシートベルトを外し、出口に向かって通路を走り始め、その途中で乳児の母親にこういったそうである。

「お母さん、初めての飛行機なら仕方がないけれど、あなたのお子さんは、もう少し大きくなるまで、飛行機に乗せてはいけません。赤ちゃんだから何でも許されるというわけではないと思います…!」

さらに飛行機を降りてからもJALに対し、今回のことへの解決策として機内に音の漏れない個室を作ったり、乳児を寝かせる薬を親にもたせたり、2歳以下は乗せないようにしたりできないか強くクレームを行った、というものである。

こんなことがあると思うと、子供を飛行機に乗せるのがちょっと怖くなるのが正直なところである。半年前、2歳前の娘をグアムに連れて行った。飛行時間は3時間ほどだったがその間ぐずらないかと、大変、気を使った。ゲームや新しいおもちゃを用意し、飽きる前にそれを使ってなんとかごまかしごまかし乗り切ったものである。

日本に住む知人のアメリカ人のご主人と日本人の奥さん夫婦は、1歳の娘を連れてご主人の実家であるアメリカのシカゴへ里帰りしたとき、「それは、もう、ほんとに大変だった…」と言っていた。フライト時間のおよそ12時間は、子供にとっても拷問だったかもしれないが、親にとっても拷問だったと…。さすがに帰国便では風邪薬を飲ませ、6時間ほど眠ってもらったと語っていた。

おそらく多くの子供連れの親は、機内で泣かれないだろうか…と、何よりも心配しているのではないかと思っている。しかし子供は一旦、泣きはじめるとどうしようもないことがある。そんな時、周囲に多くの人がいる場所だと、これはもう、針のむしろ状態である。子供が泣いて、一番つらいのは連れている親なのは間違いないのだ。

かといって、彼女の気持ちもまったくわからないではない。「そこまで言うか!」、とは思う。しかし、他人の子供が長時間泣いていれば、「なんとかしてくれ!」と誰もが思うだろう。でも、言えないし、言ってはいけないのが、思いやりというものではないだろうか。もっとも、その時、その親が寝ていたり、イヤホンなどで音楽を聞いて知らんぷり…などの場合は、頭くらい引っ叩いてもいいはずだ。

まあ、「精一杯なんとか努力するので、それでも泣いてしまった時にはすみません、許して下さい…」というのが、子連れで乗り物に乗る親の本音だと思われる。

来週早々、2歳の娘を香港行きの便に乗せるのだが、新しいおもちゃとゲームなどの小物作戦で乗り切れるだろうか、ちょっと心配である…。

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