ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

鉄則

2012-11-10 21:45:38 | 時事(海外)
アメリカの2州で大麻の合法化が決まった。

コロラド州では2年後の14年から、ワシントン州では1年かけて販売規則を整えた後
に販売が始まる見通しである。また2州とも、購入できるのは21歳以上で、1オンス
(28.5グラム)までとなるとのこと。

もっとも、連邦政府は大麻を違法薬物としており、州法で認められても実際はどこ
まで販売が認められるのかは今のところ不明である。もしかするとオランダのコー
ヒーショップのような感じで誰にでも販売されるかどうかはわからず、何らかの規
制の上でその州に住む者限定で、ということも考えられる。

日本では大麻も覚せい剤もすべてひとくくりにして危険な薬物として宣伝されている
が、先進国も含めた世界の一部の国では、大麻に関しては寛容な国もあるし、ハード
ドラックとは明確に区別されているのが一般的である。

よく大麻を肯定する者は、たばこより害がない、依存性が少ないなどと言われるが、
結して、体に良いものではないだろう。しかし、たばこや酒と同じように一定の基
準や規制を設けた上でなら、オランダを見ずにしても趣向品として合法的に存在さ
せることは可能だと思われる。

また、反対意見として、大麻を許せば、さらに強い薬物へと走りやすくなる、などと
言うが、では酒におぼれたものがより強い酒へと走るかと言うと、結してそうではな
い。つまり、意思が弱く溺れる者は、酒だろうが大麻だろうが、現実逃避先として、
こういうものに依存してしまうのだと思われる。

まぁ、反対する理由など、作ろうと思えばいくらでもあるだろう。

考えようによっては、禁煙ブームで、たばこの税収が減って行く中、しっかりと管理
ができるのであれば、大麻は、手っとり早い新たな財源としても有望だと思われる。

ちなみに、日本から行って現地で購入し、吸引したらどうなるのか?
日本の法律では、その場合でも大麻取締法違反(所持)に問われる。ただ、警察が立
証するのに支障があるため、実際に処罰するのは困難だという。もっとも、大麻をお
土産として日本に持ち込めば、所持のほか、輸入の罪にも問われるのは言うまでもな
いが…。

そうは言っても、仮に世界の先進国の多くが、大麻を合法化したとしても、日本は
最後まで認めないだろうと思われる。

なので、吸いたい人は、合法なところへ行って吸えばいいだけの話だ。そして絶対に
持ち帰らない。これが鉄則である。


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