商品＋α

「妖怪ウォッチ」

今や、空前の大人気作品となっている。うちの子供も、歌などを覚えて、時々、
大声で歌っている。私は、見たことがないので、何が面白いのかは、わからない
が、公開された映画の前売り券が史上最高売上げを記録したことなどを見ても、
その人気ぶりには凄まじいものがある。

ただ、その人気仕掛け人は、実はマーケティング会社の戦略にあるらしい。

「妖怪ウォッチ」は作品の人気もさることながら、関連グッズが異常な人気を博
している。今や子供達が欲しがる妖怪ウォッチのグッズを店で購入し、高値で転
売する主婦が増えるなど、そのグッズの価値は相当なものとなっているのだとか。

映画の前売り券にしても、ただの前売り券ではない。

前売り券には、50万枚限定で、キャラクターのグッズが付いており、これを目当
てに、転売しようとする主婦や様々な人々の購買意欲を刺激したことで、あっと
いう間に完売。つまり、映画の前売り券を買うというよりは、グッズを買うため
に、映画の前売り券を買ったという人が多く存在したわけである。

これって、何かに似ている。

あの「AKBの握手権付きＣＤ販売商法」である。

今や、ただ売り出そうとする意欲だけでは、空前の大ヒットはそうそう生まれない
のかもしれない。

商品＋α。

様々な分野に言えることのような気がしている。

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