ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

話せばわかる人

2015-01-24 21:05:33 | 時事(海外)
72時間が過ぎた。

けれど、最悪な映像はアップされていない。ということは、まだ、大丈夫と
いうことになるのだろうか…。表向きは、何もわかっていないということだ
けれど、裏で何らかの接触ができたのかもしれない。

こんなタイミングでサウジの王様は亡くなるし、イエメンではクーデター…。
本当に中東は大変だ。

フランスでの新聞社テロといい、今回の件といい、世界中でイスラム教のイメ
ージが悪化するばかりで、ちょっと気の毒ではある。
ただ、意外にもこの件を通じて、日本人のイスラム教徒の存在がメディアを通
じて、クローズアップされていたのが驚きだった。

日本人のイスラム教徒。

配偶者が、という理由以外で自らムスリムの道へ、という人もいるのだろうか?
そのへんは、わからないけれど、「教義に惹かれて…」という純粋な理由で入信
する人がいても、別段、おかしくはない。もちろん日本人のムスリムがいてもお
かしくはないけれど、普段、身近にそういう人がいないせいか、日本にいても、ま
だまだ知らない世界があるんだなと改めて思った。

以前、イスラム教徒の国々を訪れて思ったことだが、限りなく無宗教国家に近い
日本から見ると、時に理解しがたいほどの大きな隔たりを感じることが多々あった。
お祈りの仕方ひとつとっても、道端で集団でする祈り方を初めて見たときは、イン
パクトが大きく、とても生々しく何か身に迫るものがあった。怖いという感じにも
見えた。

反面、キリスト教の教会でのそれは、とても儀式的でどこか安心しながら見てい
られたのとは対照的だった。

チベットの五体投地も、また、インパクトがあった。一人で黙々と祈りながら、
ほんの少しづつ進んでいく。どうしてこんなに辛いことを延々とできるのか、
正直、これを見た時は頭が混乱してしまった。

同じ地球の今を生きていても、住む世界によって、「こんなにも違うのか!」と
いうことを知ったときの驚きは、言葉では言い表せないものがある。

価値観の異なる相手を理解するのは容易ではないけれど、外見だけで拒否して
しまうことだけは、なんとしても避けたい。

イスラム国の偉い人。

きっと話せばわかる人に違いない。

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