ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

落胆と期待

2015-01-12 20:17:21 | つぶやき
昨日、正月にタイヘ行っていたお客さんと話をした時に、偶然、バンコクの
タクシー話になった。このお客さんもタイが好きで毎年、タイへ行っている。
開口一番が、「ついにバンコクのタクシーまで値上がりましたね…」だった。

「やっぱり…」と思った。

年末にタイへ行ったとき、バンコクの空港から市内までタクシーに乗った。
いつもはエアポートリンクに乗るのだが、子供もいたし、荷物もあったので久
しぶりに乗ることにした。

市内のホテルまで400バーツ(およそ1450円)だった。随分、高いなと思った。
確かにちょっと渋滞にも遭遇した。けれど、これまでは、せいぜい300バーツ
(1000円)がいいところだった。一瞬、メーター細工のタクシーに乗ってしま
ったかと思ったが、メーターの回転が特別に早かったわけではないし、帰国時
はエアポートリンクで空港へ向かったので、すっかり忘れていた。

聞くところによると、昨年、12月半ばに値上がったとのこと。初乗りは現行のま
まの35バーツ(126円前後)だが、キロ数ごとの加算額と渋滞中などの加算率が
値上がったそうである。さらに6ヶ月、再び再値上げが予定されており、現状よ
り13パーセントも値上がるのだとか。

日本のタクシーの値上げなど、(あまり利用しないので)まったく気にならないが、
タイの話だと、無関心ではいられなくなる。

近年、物価上昇の激しいタイでも、タクシーだけは据え置きだった。いつかは…と
思ってはいたのだが、ついにその時が来た。このお客さんとは、タイの変貌を嘆く
価値観を共有しており、かつては有効だった「空港の出発階でタクシーを捕まえれば、
追加料金の50バーツを払わないで乗る方法」などができなくなった落胆話などで盛り
上がった。

まぁ、これまでが安過ぎていたとも言える。

これでタクシーの運ちゃんの生活が、多少なりとも良くなるのなら、それはそれで
良いと思うしかない。

ただ、その暁には、「乗車拒否や雨が降ったらメーターでは乗せない、さらに自分の
都合の良いところで降ろさない…」などといった理不尽な対応が少なくなることを期
待したい。

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