ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

上手なのは…

2016-03-22 22:46:30 | 時事(海外)
ハバナにエアフォース.ワンが降り立った…。

何年か前までは、こんなに早くこのような光景が見れるとは想像できなかった。
それもこれも、オバマさんの任期満了までのレガシー作りの賜物だ、と思う。
良いのか、悪いのかはさておき…。

けれど、今のところは、どうみてもキューバの方が一歩上手のように映る。

アメリカはキューバに人権問題と緩やかに市場開放などを迫り、将来的には
なし崩し的に共産党の崩壊を狙っている。キューバにしても経済制裁の解除
はなんとか取り付けたいものの、これまで長い間、ずっと貧乏一筋だったわ
けで、何が何でも様々な要求に譲歩してまでも急ぐ必要はないと、どこかで
余裕をかましている。

国交は回復したけれど、問題は山積だ。

アメリカにしてみたら、キューバなんて経済にしても軍事力にしても鼻くそ
程度の規模の国のはず。でも、そんな小国が、大国アメリカに対し、逐一、
譲歩することなく、しっかりと反論している。その姿は、なんとも爽快だ。

同盟国なんて言われていても、事あるごとに圧力をかけられて、常に顔色を
窺って物言いに気を使うどこかの国とは大違いだ。

キューバが早急に人権改善や経済開放に動く気配はない。もっとも、緩やかに
変わっていくだろうけれど、基本的に自由とか政策とかは内政干渉との姿勢だ。

何よりも、カストロはオバマさんに会わなかった。そのことが多くを物語って
いると思う。数日前にキューバを訪れたべネゼエラの大統領とは会ったのに…。

そんなキューバに、なんだかちょっと安心している。





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