偶然、ネットで「東大生の転落人生」なる記事を見つけた。
件の彼は年齢40歳、職業は介護士で年収およそ300万円。転落人生の事の発端は
仕事を辞めて旅に出たことだという。
東大卒業後、大手生保に勤めたが、夢だった世界一周の旅に出るため、後先考えずに
27歳で退社。年収は700万円を超えていたらしい。
それから2年間、世界各地を放浪後、行き着いた先はタイだった。「居心地がよかったから」
との理由でタイの日系企業に契約社員として就職。年収は250万円だったらしい。けれどそ
の後、08年に起きたリーマン・ショックで突然解雇。そのままタイで転職先を探したが、
求人自体が減っている状況で諦めて帰国。このときすでに32歳。
海外放浪による2年間の職歴空白、その後の現地採用も契約社員だったため、どの会社も評
価してくれず、東大卒ながら日本での転職に尽く失敗。結局、正社員での採用を断念。
その後、保険会社代理店の契約社員や市役所の臨時職員を転々とした後、4年前に介護士と
して働き始め現在に至っている。
「こうなるなら、最初の大手生保を辞めるべきじゃなかったんでしょうね…」と、今では
旅に出たことを、大変、後悔しているとのこと。
日本がいかに、再チャレンジし難い社会なのかがわかる話でもある。東大でもこうなのだ
から三流大学なら言わずもがなだ。
ただ彼の場合、タイで留まったことが傷口を広げてしまったような気がする。あのまま日本
へまっすぐ帰っていれば、2年のブランクで済んだわけで、そのくらいなら、何とかなったの
かなと…。さらにタイで働くなら、当初から正社員を探すべきで、そのあたりは東大卒ならな
んとかなったはずで、ちょっともったいなかったかなと思う。
もっとも仕事となると、学力よりも人間的にどうかという部分も重要なのでなんとも言え
ないけれど…。
ただ、残念なのは、世界一周旅行という夢を叶えてしまったのに、それを後悔している
ということだ。もしかすると、彼の場合、まだ旅が足りなかったのかもしれない。結果論でい
えば、どうせこうなるのなら、あと3年くらい旅をしてても良かったのにと思える…。
さらに、今からタイという選択肢もあるような…。
まさに人生いろいろだ…。
件の彼は年齢40歳、職業は介護士で年収およそ300万円。転落人生の事の発端は
仕事を辞めて旅に出たことだという。
東大卒業後、大手生保に勤めたが、夢だった世界一周の旅に出るため、後先考えずに
27歳で退社。年収は700万円を超えていたらしい。
それから2年間、世界各地を放浪後、行き着いた先はタイだった。「居心地がよかったから」
との理由でタイの日系企業に契約社員として就職。年収は250万円だったらしい。けれどそ
の後、08年に起きたリーマン・ショックで突然解雇。そのままタイで転職先を探したが、
求人自体が減っている状況で諦めて帰国。このときすでに32歳。
海外放浪による2年間の職歴空白、その後の現地採用も契約社員だったため、どの会社も評
価してくれず、東大卒ながら日本での転職に尽く失敗。結局、正社員での採用を断念。
その後、保険会社代理店の契約社員や市役所の臨時職員を転々とした後、4年前に介護士と
して働き始め現在に至っている。
「こうなるなら、最初の大手生保を辞めるべきじゃなかったんでしょうね…」と、今では
旅に出たことを、大変、後悔しているとのこと。
日本がいかに、再チャレンジし難い社会なのかがわかる話でもある。東大でもこうなのだ
から三流大学なら言わずもがなだ。
ただ彼の場合、タイで留まったことが傷口を広げてしまったような気がする。あのまま日本
へまっすぐ帰っていれば、2年のブランクで済んだわけで、そのくらいなら、何とかなったの
かなと…。さらにタイで働くなら、当初から正社員を探すべきで、そのあたりは東大卒ならな
んとかなったはずで、ちょっともったいなかったかなと思う。
もっとも仕事となると、学力よりも人間的にどうかという部分も重要なのでなんとも言え
ないけれど…。
ただ、残念なのは、世界一周旅行という夢を叶えてしまったのに、それを後悔している
ということだ。もしかすると、彼の場合、まだ旅が足りなかったのかもしれない。結果論でい
えば、どうせこうなるのなら、あと3年くらい旅をしてても良かったのにと思える…。
さらに、今からタイという選択肢もあるような…。
まさに人生いろいろだ…。