ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

帰国と田舎の家

2017-08-04 21:15:52 | つぶやき
帰国いたしました。

帰宅すると、母親から留守電が入っていた。
聞くと、祖父が亡くなったとの知らせだった。ちょうど、帰国日が本葬の日だった。
なんてタイミングが悪いのだろうと思った。

長野県に住む母方の祖父は、祖母が亡くなってからずっと一人で暮らしていた。跡取りだっ
た長男夫婦と折り合いが悪く、さらにうちの母をはじめ他の実子との関係まで悪く、「ひね
くれじいさん」のようなもの言いで呼ばれていた。

長男夫婦には子がおらず、当然のことながら外孫とも疎遠だった。唯一、私だけが小さな頃
から夏や冬、そして春の休みになると度々、田舎へ通った。今思えば、現実逃避先に近いも
のがあったし、長男夫婦に子がいなかったこともあって、田舎ではいつも皆に大歓迎しても
らえるのが心地よかった。なかでも、特に祖父には可愛がってもらっていた。欲しいものが
あると、電話で祖父にねだって買ってもらっていた。これは中学3年の頃まで続いた。

20代になると、さすがに田舎に行くこともなくなったが、30代になってからは2年に一度は
顔を出して、食事を一緒にしていた。昨年3月に行ったのが最後になってしまった。
3月くらいに、今年はどうしようかと一度は考えたが、結局、行かなかった。
今思えば、「あの時行っておけば…」と思えてならない。

95歳という年齢だったが、これといった大病もせず元気だったので、まだ数年は大丈夫だろう
と勝手に思っていた。

やっぱり、最後に会っておきたかった。

これで、「田舎のおじいちゃん家」というのが無くなってしまった。

旅の疲れなのか、心労なのか…。

お肉でも食べれば、少しは元気になるだろうか?



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