「バッタを倒しにアフリカへ」前野ウルド浩太郎著を読んだ。
タイトルにつられて、つい、手に取ってしまったが、面白かった。筆者は昆虫学者だ。
ファーブルに憧れ、昆虫学者になることを心に誓い、子供の頃から「バッタに食べられたい」
というのが夢になった。その夢を叶えるために、31歳の時、バッタが大発生しているという
西アフリカのモーリタニアへ…。
当然、様々な苦難が待ち受ける。
まさか「バッタがいない」という状況になるとは。最悪だ。大発生すると評判のバッタが不在
になるなんて、一体何しにアフリカにやってきたのか…」
「バッタを失い、自分がいかにバッタに依存して生きてきたのかを痛感していた。自分からバッタ
をとったら何が残るのだろう。私の研究者としての魅力は、もしかしたら何もないのではないか。
バッタがいなければ何もできない。まるで翼の折れたエンジェルくらい役立たずではないか…」
終始、このようなノリだ。
ただ、彼の行動力や夢の実現に向けて一点集中で取り組む覚悟や、様々な苦難を乗り越えていく
姿は、本当に凄いものがある。
こんな日本人もいる。
ちょっと勇気をもらえる本だった。
タイトルにつられて、つい、手に取ってしまったが、面白かった。筆者は昆虫学者だ。
ファーブルに憧れ、昆虫学者になることを心に誓い、子供の頃から「バッタに食べられたい」
というのが夢になった。その夢を叶えるために、31歳の時、バッタが大発生しているという
西アフリカのモーリタニアへ…。
当然、様々な苦難が待ち受ける。
まさか「バッタがいない」という状況になるとは。最悪だ。大発生すると評判のバッタが不在
になるなんて、一体何しにアフリカにやってきたのか…」
「バッタを失い、自分がいかにバッタに依存して生きてきたのかを痛感していた。自分からバッタ
をとったら何が残るのだろう。私の研究者としての魅力は、もしかしたら何もないのではないか。
バッタがいなければ何もできない。まるで翼の折れたエンジェルくらい役立たずではないか…」
終始、このようなノリだ。
ただ、彼の行動力や夢の実現に向けて一点集中で取り組む覚悟や、様々な苦難を乗り越えていく
姿は、本当に凄いものがある。
こんな日本人もいる。
ちょっと勇気をもらえる本だった。