ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

1987年

2017-08-24 21:12:58 | 時事(国内)
面白い記事を見つけた。

かつてタイム誌では、日本人観光客を「世界の観光地を荒らすニュー・バーバリアン
(野蛮人)たち」と呼んで特集していたというもの。

1987年頃の話らしい。ちょうどバブルの頃で、特に日本人の多いハワイでは大ひんしゅく
だったとか。まるで今の中国人と同じだ。

私は1988年から海外に出かけるようになった。アジアや途上国が多かったが、当時の日
本人イメージは、首からカメラに農協やその他の団体のおやじご一行様という感じだ。
特にソウルに台北、香港にバンコクの繁華街にはいつ行っても、日本人おやじの団体で
溢れていた。時代はもう少し遡るが、タイでは「玉本ハーレム事件」の影響もあり、当時、
アジアでの日本人男性のイメージは、圧倒的にこの種のものだったように思える。

今でこそ、日本人は控えめで大人しく礼儀正しいというイメージが定着しつつあるけれど、
かつては違った。いや、今でも本当はちょっと違うのではと思う。控えめで大人しく見え
るのは、実は言葉ができないからであり、そうでなければ文句やクレームは、欧米の人々
並に言っているはずだ。もしかすると日本人は神経質な人が多いから、欧米人以上に細か
い指摘をする可能性だってある。

列にきちんと並べたり、礼儀に関しては確かに一理あるが、途上国の人々への上から目線
や横暴な態度は、上の世代であればあるほど根強く残っていると思う。

まぁ、それでも概ね、どこへ行っても日本人には好意的な国々が多かったなという印象は
確かにある。

さらに今でいえば、中国人のイメージが悪ければ悪いほど、同じアジア人である日本人
の株が自動的に上がる作用もあるかもしれない。

マナーが良くて、世界中から好かれている日本人。

思うのは勝手だが、せめて、そういう前提があるという思い込みで相手に国に訪ねていくこと
だけは控えたい。
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