ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

同じ匂い…

2019-05-05 22:10:54 | 時事(国内)
ホリエモンロケット、打ち上げに成功。

2度の失敗、3度目の正直でようやく宇宙へということだが、すでに人類は半世紀も前に宇宙へ何度も行っているわけで、民間初などと言われても、当事者と違っていま一つ感動には至らないのが本音だ。ただ、国が行うよりも随分、安く打ち上げが可能になれば、それこそ打ち上げ代行ビジネスとして需要があると踏んだホリエモンはその第一人者になるはず。うまくいけばライブドア事件で一度、地に落ちた地位も名誉も挽回できるかもしれない。いや、彼はそんなこと考えていないのかも。単に人がやっていないことで、ビジネスになることを先読みして追及しているだけなのかもしれない。

彼が出てきたとき、批判する人も多くいた。これまでの価値観や考え方を否定するような言動が年配の方からすると生意気で理解不能だったから、いや、もしかするとこういう人が出てきて世の中を変えられてしまうことが怖かったのかもしれない。特にITに疎い世代には、インターネットの普及によって急激に変わって行く社会にも相当、大きな不安があったと思う。

あれから随分、時間が経ち、今や完全にネット社会になった。一線は退いたが、未だに時代の先を行く彼の本は、本屋へ行くとたくさん積まれている。随分、前に一冊だけ読んだが、効率とか思考とか意識改革をあらためることでこの先を生き抜くというような話ばかりでつまらなかった記憶しかない。

ただ、未だに日本の学校教育では、短時間で簡単に大きな成果を出す方法を考えることより、長時間、非効率なやり方を続けても小さな成果を出すことに意味があると教えている。けれど、それとは真逆を言う彼の言葉の方が、今の時代にはなんとなくしっくり来るような気がするのも正直なところだ。

彼が出て来る随分前から、「新人類」という言葉があったが、当時は、彼ほどのインパクトはなかったような気がしている。
その意味で言えば、物事には常に効率や無駄を追求する思考で、対立する意見には屁理屈を交えた合理的な理論で論破し、どこか人の温かみに欠ける彼のような人は、やっぱり私の世代からみても、「新人類」にぴったりくると思う。

本当の彼は少し違うのかもしれないけれど、一つ言えるのは、親からすればどんなに頭が良かろうと、自分の子供があんな風に育ってしまったらちょっと悲しいなと思う。

そうそう、元2チャンネルの彼も同じ匂いがする。

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