党首を選ぶ党内選挙を提案したヒラ議員をクビにした共産党の話。
志位さんへの記者会見での言い回しや屁理屈の答弁がいかにも共産圏のそれという感じで、この人は骨の髄まで真っ赤なんだと思った。突っ込みどころが満載にもかかわらず、都合が悪くなると党の規約に反するという理由だけで逃げ切る。無表情でほとんど感情をあらわにしない冷徹な話し方には、あまり人間的な温かさを感じない。末端の党員の活動とは真逆で、こういう人が党首なので共産党はいつまでたっても人気が出ないし理解されないのではないかと思う。
当初は若手の党員がこういう状況を見限り、党内改革を訴えるという話なのかと思ったがちょっと違った。
クビになったヒラ議員は共産党が掲げる非武装と中立路線が野党共闘を妨げる原因だとして、せめて核抜きの専守防衛論を主張した。これに対して既定路線の絶対支持者である志位氏はこれを拡大解釈し反党行為だとしてクビにした。つまりこのヒラ議員は多少妥協したとしても野党共闘して勢力拡大して支持者を増やしたいということで、改革論者というレッテルをはらされたようなものだ。良く考えれば単純に政策論の違いだけなのに、それが自分を地位を脅かす行為に使がると判断されたと思われる。
共産主義社会の政治は、例えそれが良いことだと思って提案しても、権力者の意に添わなければ、あらゆる汚名を着せられて粛清される。すべて発言や行いは自動的に権力闘争に繋がってしまうのが共産政治の一番怖いところだ。こういう所で生きていくには、基本的に長いものには巻かれろ、しかない。自分の意見を押し殺し、権力者には無条件で従う。正義感とか正論とか理想、そんなものは自殺行為でしかない。
志位氏は学生時代に前共産党書記長の宮本氏の長男の家庭教師だった。ある時、東大の学生が「党勢を立て直す」という理由で長く党首の座にあった宮本氏の辞任を要求した。その当時、青年学生対策委員長だった志位氏は、その学生を分派活動を理由に除名し共産党から追放した。この功績により彼はその後、出世街道を歩んで共産党のトップになった。
何かを変えたければ、偉くなるしかない。
それはすべての社会で言えることかもしれないが、特に共産社会の政治の世界では、時の権力者に気に入られて、後ろ盾を持たないと始まらない。
こんな社会で生きていくのも、本当に大変そうだ。
これからも、理想に燃える末端議員の苦労は続くんだろうな…。
志位さんへの記者会見での言い回しや屁理屈の答弁がいかにも共産圏のそれという感じで、この人は骨の髄まで真っ赤なんだと思った。突っ込みどころが満載にもかかわらず、都合が悪くなると党の規約に反するという理由だけで逃げ切る。無表情でほとんど感情をあらわにしない冷徹な話し方には、あまり人間的な温かさを感じない。末端の党員の活動とは真逆で、こういう人が党首なので共産党はいつまでたっても人気が出ないし理解されないのではないかと思う。
当初は若手の党員がこういう状況を見限り、党内改革を訴えるという話なのかと思ったがちょっと違った。
クビになったヒラ議員は共産党が掲げる非武装と中立路線が野党共闘を妨げる原因だとして、せめて核抜きの専守防衛論を主張した。これに対して既定路線の絶対支持者である志位氏はこれを拡大解釈し反党行為だとしてクビにした。つまりこのヒラ議員は多少妥協したとしても野党共闘して勢力拡大して支持者を増やしたいということで、改革論者というレッテルをはらされたようなものだ。良く考えれば単純に政策論の違いだけなのに、それが自分を地位を脅かす行為に使がると判断されたと思われる。
共産主義社会の政治は、例えそれが良いことだと思って提案しても、権力者の意に添わなければ、あらゆる汚名を着せられて粛清される。すべて発言や行いは自動的に権力闘争に繋がってしまうのが共産政治の一番怖いところだ。こういう所で生きていくには、基本的に長いものには巻かれろ、しかない。自分の意見を押し殺し、権力者には無条件で従う。正義感とか正論とか理想、そんなものは自殺行為でしかない。
志位氏は学生時代に前共産党書記長の宮本氏の長男の家庭教師だった。ある時、東大の学生が「党勢を立て直す」という理由で長く党首の座にあった宮本氏の辞任を要求した。その当時、青年学生対策委員長だった志位氏は、その学生を分派活動を理由に除名し共産党から追放した。この功績により彼はその後、出世街道を歩んで共産党のトップになった。
何かを変えたければ、偉くなるしかない。
それはすべての社会で言えることかもしれないが、特に共産社会の政治の世界では、時の権力者に気に入られて、後ろ盾を持たないと始まらない。
こんな社会で生きていくのも、本当に大変そうだ。
これからも、理想に燃える末端議員の苦労は続くんだろうな…。