ラオス、ルアンプラバンに続きこちらも15年ぶりの訪問となったベトナム、ハノイ。
ラオスから訪れると、人とバイクと車の多さに辟易してしまう。市内を歩けば、騒音と
埃で不快な事この上ない街である。15年前は、もっと人もバイクも少なく穏やかだっ
た記憶があったのだが…
そんなハノイを早々逃げ出し、ハロン湾へ。ここは海の桂林とも呼ばれる景勝地である。
以前、テレビ番組の弾丸トラベラーという番組で出演者がハロン湾をシーカヤック巡る
映像があり、この映像がとても良かったので、機会があれば…と思っていた場所であっ
た。
が、しかし、いざ行って見ると、湾内は航行する観光船で溢れ、水は汚く、おまけに臭い。
さらに天候も悪く、景色もいまいちだ。それでも、せっかく来たのだからと、観光船を
降り、シーカヤックを借りて湾内をひたすら漕いだ。出来るだけ人のいないところに行き、
雰囲気に浸ろうとするのだが、すぐにエンジンのついたボートがやってくるのである。
これでは、雰囲気もへったくれもないではないか。あのテレビで見た静けさの中のハロ
ン湾は、一体、どこにあるのか、だんだんむかっ腹が立ってきたほどである。
それでも、シーカヤックから眺めるハロン湾は船からのものとは一味もふた味も違い、
まぁ、楽しかったと言える。しかし、お金をもらっても、もう2度と行きたくない
場所であることには変わりはない。
その後は、さらに北上し、ベトナム北部のランソンへ。そして中国と接するドンダンを
経てベトナムを出国。国境を超えた中国側の友誼関は中越戦争時の砲台などが残る
ちょっとした観光名所になっていた。そこからバスで40分ほどでピンシャンという街が
あったのだが、雨も降ってきたので、ここまでにしてハノイへとんぼ帰りをした次第で
ある。
つかの間ではあったが、昔、旅をしていた頃に戻ったようで楽しかった。
ハロン湾の観光船の中では、若い一人の日本人のバックパッカーに出会った。観光船の
値段を何件もの旅行会社に聞き、一番安い所でさらに値切り倒し、人よりも安い価格で
乗っていると知ると大変満足そうな顔をする奴であった。のどが渇いても大きなペット
ボトルに入った水だけを飲み、絶対に買わない。かなり切り詰めた旅をしているのかと
も思ったが、トイレにも行きたいのに有料だと知ると、我慢をし続ける姿を見て、単な
るせこい奴だと判断した。こういう奴は、いつか失禁するか、膀胱炎にでもなり結局、
高くつくに違いない。
それでも、こういう変な奴との出会いもなんだか懐かしかった。旅をしているとこう
いうおかしな奴も多いのである。
やはり、旅は移動してこそ旅である。ひととこに留まるのも時々なら良いいが、流れな
い水は徐々に腐っていくように、旅においては、人もまた動かないと腐るのだ。
今度はいつ行けるだろう…。
その前に、仕事しないと…。
ラオスから訪れると、人とバイクと車の多さに辟易してしまう。市内を歩けば、騒音と
埃で不快な事この上ない街である。15年前は、もっと人もバイクも少なく穏やかだっ
た記憶があったのだが…
そんなハノイを早々逃げ出し、ハロン湾へ。ここは海の桂林とも呼ばれる景勝地である。
以前、テレビ番組の弾丸トラベラーという番組で出演者がハロン湾をシーカヤック巡る
映像があり、この映像がとても良かったので、機会があれば…と思っていた場所であっ
た。
が、しかし、いざ行って見ると、湾内は航行する観光船で溢れ、水は汚く、おまけに臭い。
さらに天候も悪く、景色もいまいちだ。それでも、せっかく来たのだからと、観光船を
降り、シーカヤックを借りて湾内をひたすら漕いだ。出来るだけ人のいないところに行き、
雰囲気に浸ろうとするのだが、すぐにエンジンのついたボートがやってくるのである。
これでは、雰囲気もへったくれもないではないか。あのテレビで見た静けさの中のハロ
ン湾は、一体、どこにあるのか、だんだんむかっ腹が立ってきたほどである。
それでも、シーカヤックから眺めるハロン湾は船からのものとは一味もふた味も違い、
まぁ、楽しかったと言える。しかし、お金をもらっても、もう2度と行きたくない
場所であることには変わりはない。
その後は、さらに北上し、ベトナム北部のランソンへ。そして中国と接するドンダンを
経てベトナムを出国。国境を超えた中国側の友誼関は中越戦争時の砲台などが残る
ちょっとした観光名所になっていた。そこからバスで40分ほどでピンシャンという街が
あったのだが、雨も降ってきたので、ここまでにしてハノイへとんぼ帰りをした次第で
ある。
つかの間ではあったが、昔、旅をしていた頃に戻ったようで楽しかった。
ハロン湾の観光船の中では、若い一人の日本人のバックパッカーに出会った。観光船の
値段を何件もの旅行会社に聞き、一番安い所でさらに値切り倒し、人よりも安い価格で
乗っていると知ると大変満足そうな顔をする奴であった。のどが渇いても大きなペット
ボトルに入った水だけを飲み、絶対に買わない。かなり切り詰めた旅をしているのかと
も思ったが、トイレにも行きたいのに有料だと知ると、我慢をし続ける姿を見て、単な
るせこい奴だと判断した。こういう奴は、いつか失禁するか、膀胱炎にでもなり結局、
高くつくに違いない。
それでも、こういう変な奴との出会いもなんだか懐かしかった。旅をしているとこう
いうおかしな奴も多いのである。
やはり、旅は移動してこそ旅である。ひととこに留まるのも時々なら良いいが、流れな
い水は徐々に腐っていくように、旅においては、人もまた動かないと腐るのだ。
今度はいつ行けるだろう…。
その前に、仕事しないと…。
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