ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

アジア新聞屋台村

2007-12-04 10:13:31 | 
ここのところ、すっかりこの人の本にハマってしまった。

「高野秀行」である。

先日まで読んでいたのは、「アジア新聞屋台村」。
これも本当に面白かった。それもそのはず、この本は
2006年の「本の雑誌、年間ベスト10」にランキングさ
れていた。彼の本は今年9月頃から読み始め、この本で
彼の著書、おそらく10冊程だと思うが、全て読んで
しまった。

彼は自称、辺境作家で探検ものの著書が多いのだが、
この「アジア新聞屋台村」のようにそうでないジャンル
も書いている。これはエッセイでもあり小説でもある。

この本は、彼が以前働いていた、台湾人の経営する在日
外国人の為の新聞を製作する編集社での彼の奮闘ぶりを
記したものだが「こんな会社があるのか」と思わせるほど
日本の会社とは変わっていて、大変面白い。

しかし彼の本が面白いのは、その文体にある。ほとんどが
しゃべり口調で書かれているのだが、彼の飾らない人柄が
どの作品にも滲み出ていて、大変微笑ましい。また、彼の
周囲にいる外国人や関わってきた異国に対する彼なりの視点
も、一風変わっていて楽しめる。

異国文化に興味のある人は、必読であろう。

ぜひ、1日も早く次の作品を出していただきたい。





コメント    この記事についてブログを書く
« 優秀な人 | トップ | ホントの価格 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿