ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

スニーカーブルース

2008-06-08 19:15:03 | 映画
 「高校生友情プライス」

高校生が3人1組で映画館に来場すると、1人1000円で
観賞できる制度だという。そんな制度があったとは全く
知らなかったが、なかなか利用者が増えないこともあって、
来年6月で廃止されるそうである。

私は高校生ではないので、廃止されても全く構わないのだが、
そういえば、中学生の頃は時々、友人同士数人集まって映画に
行ったなーと懐かしさを覚えた。

思えば初めての映画は、(親に連れられて以外では)小学校4年生
の正月明けに観た、近藤真彦主演の「スニーカーブルース」であった。
なぜこの映画だったのかは、すでに記憶に無いが、特にマッチのファン
だったわけでは結してない…?

当時の友人、神山くんと親に内緒で観に行こうと、とある日曜日、
最寄の駅前で待ち合わせをしていた。互いにお年玉を握り締めて…
ということだったが、時間通り現れたのは、なんと彼のお母さんであった。
彼のお母さん曰く、「小学生同士が映画だなんてとんでもない、
あなたも観に行きたいなら、両親と行きなさい」などと説教だけを
言い残し帰っていった記憶がある。後で聞いたところ、神山くんは
お年玉を持ち出すのに失敗して、白状させられたとのことであった。
そういえば、彼はいつもどんくさかった。

仕方ないので、結局一人で電車に乗り、4ッ先の映画館のある町まで
行って、「スニーカーブルース」を観て帰ってきた。
ポップコーンやコーラは買わなかったような気がするが、ひとり
映画館デビューは、少しだけ大人になった気がしたものである。

幼い頃は、自宅近所周辺だけが主な行動範囲である。それがやがて、
ちょっと遠い近所までとなり、その後自分の住む町全域となる。
やがて隣町、隣の県、他県へと広がり、ついに日本全国へ。
そして、大人になるといよいよ海外までその行動範囲が広がっていく。
人はそうやって年齢と共に、遠くへ遠くへと、出かけていくものである。

映画の話とはちょっと、ズレてしまったが、ひとりで行う初めての
何かは、いくつになっても良い記憶となって残るものである。


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