ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

“この世からいなくなること”にまつわる“ふっ と想うこと”

2017-08-23 08:36:00 | 映画

色々とバタバタしていて、なかなか、好きな映画をみることができなかったこの頃。
ようやく、レイトショーを

最初は若者向けだけの原作かとおもいきや、結構な熟年層も読んでいる作品、なんと言っても題名のインパクト大。
観た結果、小栗旬さん、北川景子さん他の芸達者な俳優さんが、初々しい、でも、十代の多感な感情を上手く演じた若手俳優さんをうまく引き継ぎ、すがすがしい気持ちになる映画。

レイトショーでしたが、結構、若い人達も多く(もちろん、年配者も)、最初はザワザワしていましたが、すぐに静かに。

今から20年近く前、腎臓がんを宣告、ちょうど、結婚する直前で、頭が白くなった気がします。

“何故、自分が?”

その時には、腎臓がんとは、そんなに凄いものではなく、手術で対応できる、ということよりも“癌=死”の思いが強く、“この世からいなくなること”の意味を色々と考えました。

病名、死への近さ、ということではこの映画の主人公に比べると(後から考えると)、軽い身ではありましたが、共感できるもの、多かったです。

でも、手術まで、やはり色々と本を読んだりして、(根拠はよくわかりませんが)前向きに考える発想の方が癌の再発率、減る傾向、という論文を見つけてからは、同じように、“もうすぐ死ぬ”というよりは“今後、何をしたいのか”ということを考えるように。

それにしても、この癌の時も、その後の頸椎圧搾症の手術の時も、本当に、自分の周りの人達に助けられた、本当に、運が良かった、と。

人間、産まれたとき、死ぬときには“ひとり”になってもその間には、色々な人達と、関わって生きていくこと、この映画の主人公の生き方をみて、そんな思いが。

この映画の表題のインパクト強烈ですが、でも、なんとなく仏教の輪廻転生の世界に近いものを。

不治の病で亡くなる、という映画、文学はたくさんありますが、この映画の新鮮な感覚は、よかった、と。

嫌なことが多かった最近、久しぶりのすっ と、した気持ちに。

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