★中国、習チンペイ王朝の樹立。
習チンペイ独裁体制は、チンペイの腹心と側近の太子党一色で固められ、江沢民の上海派と胡錦涛、李克強の共青団派はすべて排除された。
そしてその決定的瞬間は、元国家主席の胡錦涛が警備員によって全人代会議場から衆人環視の中、腕をつかまれ強制退場させられたのだ。
それは外国人記者が入場を許された直後のことで、世界に胡錦涛の失脚と共青団派の没落を広く知らしめることになった。
これで習チンペイの野望に歯止めをかける者がいなくなった。
チベット、ウイグル、香港の制圧に成功した習チンペイと共産党の次の狙いは、ずばり台湾征服だ。
今回も習チンペイは声高らかに、「台湾を統一するのに軍事的方法を放棄しない」と言明した。
一方、米国の情報機関は最近になって、「中国の台湾への武力侵攻は早まるかも知れない、その時期は2023年中に大号令を発する懸念がある」とホワイトハウスに報告を上げたという。
★岸田さんと北朝鮮。
拉致被害者の帰国を求める国民大集会が開かれた。
その集会で岸田さんは、「拉致問題の解決に向けて全力で取り組む、金正恩委員長と条件を付けずに、直接向き合う決意だ」と強調。
おいおい、岸田さん、大丈夫かいな。
あのトランプでさえ、目的は政治ショーであったとしても、トン豚に核放棄させることに失敗した。
それを無条件にトン豚と会って拉致問題を解決するとは、ノー天気もいいところ。
そういう解決のタイミングは、小泉総理の時に終わった。
小泉さんと安倍さん(当時、官房副長官)が平壌に乗り込んで、故金正日とトップ会談を行い、金正日に拉致の実行を認めさせたのは、理由がある。
端的に言えば、小泉さんは日本にある北朝鮮系の銀行と信用組合のバブル負債2兆円を小泉政権はすべて肩代わりしたんですよ。
だから金正日は小泉さんとのトップ会談を受け入れ、日本人拉致を認め、とりあえず5人の日本人(蓮池夫妻、地村夫妻、曽我さん)が帰国できた。
それが2002年のこと、あれから20年が経って、もはや化石の中。
日本人被害者が生きていようが死んでいようが、不退転の決意をもって全面解決しようとするなら、自衛隊を使って平壌を攻撃し、地上戦を行わなければならない。
しかし、そんなことをするのは絶対に無理。
北朝鮮など生きた古代博物館として笑って眺めているしかないのだ。
(じゅうめい)