★福島原発のファイナルステージ。
原発敷地内の土壌から恐怖のプルトニウムが検知されたという。
ということは周辺の田畑にもプルトニウムがばらまかれたということだな。
これはプルサーマル運転の3号機から、プルのジャジャ漏れを示している。
プルトニウムというのは半減期が2万4千年という事実上、半永久的に残留する放射能で、その粉塵を吸い込むと肺に付着し、ガンを引き起こす性質(たち)の悪さだ。
さて、広瀬隆氏の見解では、危機的状況にある1号から4号機までの1つでもメルトダウンすれば、1号機から6号機まで連鎖的に崩壊し、さらには隣接する第二原発の4基も含めて福島原発の合計10基は壊滅に陥るだろうと、予測する。
なぜなら、どれか1基がメルトダウンして放射能が大量に放出されれば、狭い地域に林立する福島原発銀座には誰も足を踏み入れることはできなくなる。
つまり、日本どころか東アジア、そして世界にカタストロフィをもたらすことになる。
だから、菅直人が昨日(3・28)、防衛省にわざわざ出かけ、災害救助の謝礼を述べている暇などないのだ。
このままでは原発クライシスのファイナルステージに入るぞ。
★最新号の週刊ポスト。
週刊ポストによれば、福島原発、日当20万円(or 40万円)で作業者募集中だという。
これが本当かどうかは知らぬが、20万円どころか日当100万円でも良いのではないのか。
現在、福島第一原発では計450人ほどがワークしているそうだが、それとは別に、放射能を恐れぬ特攻隊作業員100名の組織8セット、合計800人を組織する。つまり8交代の24時間稼動。1セット3時間作業、あとは後方で休息待機。ユンケルもサービス。
ここはスピードが大事だから、1週間でけりをつける。一人当たり7日間で700万円、しめて特攻代費用56億円。
56億円で原発4基がクールダウンできれば、大成功ではないか。
放射能規制法令の順守? 超法規でやるべきだ。
例えば1977年、総理の福田赳夫は、日本赤軍がダッカでハイジャックした際、刑務所から日本赤軍6人を解き放ち、600万ドル(当時のレートで16億円)のカネをくれてやったことがある。それは超法規的措置であり、当時の福田赳夫は、「一人の生命は地球より重い」と語った。
今は一人どころか、日本国民1億2千万人の生命と健康が原発にかかっている。
そのくらいの超法規的決断をやってみろ、菅直人よ。
できないというなら、いますぐ菅直人を官邸から叩き出せ。
そして救国内閣樹立だ。
★堺屋太一。
堺屋は、最新号の週刊現代で面白い事を主張している。
「この大震災を奇貨として日本復興を成し遂げ、再び官僚主導に戻すな」。
赤門、通産官僚出身の国務大臣・元経済企画庁長官の堺屋太一が、「今の官僚制度は日本を駄目にする」と喝破し、警告したのは、本ページの主張と合致する。
福島原発クライシスが起きてから本ページが指摘してきたことは、「官僚の怠慢と驕り、そして「底知れぬ官僚の腐敗」であった。
一方、政治と政治家の劣化と衰退は、現行の小選挙区制にある。この小選挙区制は事実上、小沢一郎によって作られたものだが、中選挙区制(比例無し)へ戻すことが日本の再生に必要だ。
その理由は、今まで節目に述べてきたが、今回は福島クライシスの為に割愛する。
★福島原発の地獄。
何やら、現場では毛布一枚で雑魚寝をしているとか、1日2食でろくなものを食っていないとか経産省の保安院が喧伝するが、毛布など何枚でも運んで支給すればいい。
食事にしたって、ベストはその都度、豪華弁当の差し入れだろうが、それが出来なければ、米軍に頼み、戦闘用ミールセットを支給せよ。米軍の弁当はおいしいぞ。
そもそも、そういう泣き言をいうな。死ぬ気でやり貫け。
現場にいた保安院の約50人は水素爆発が起きた直後、安全な福島市と郡山市まで一目散に逃げただろうが。
(ムラマサ、鋭く斬る)