映画と渓流釣り

物忘れしないための処方箋

2020 テレビ 連続ドラマ考

2020-12-26 01:23:00 | 旧作映画、TVドラマ

かつてない過酷な状況下で制作された今年のテレビドラマ。結局いつもと同じくらい17本の連ドラを最初から最後まで観た。そのうち8本を2020年テレビドラマの記憶として残しておこう。

「コタキ兄弟と四苦+八苦」テレ東
「ゆるキャン△」テレ東
「姉ちゃんの恋人」フジ
「親バカ青春白書」日テレ
「MIU404」TBS
「私の家政夫ナギサさん」TBS
「あのコの夢を見たんです」テレ東
「妖怪シェアアウス」テレ朝

上からそのまま面白かった順番。池井戸潤原作のドラマは少々暑苦しくて苦手なので、あの半沢直樹も観ていないし、NHK朝ドラのエールも途中でリタイアしたのでランクには入っていない。全部の連ドラ観られるほど時間も体力も無いので自分の好みの中から選好みした8本だ。

相変わらずテレビ東京深夜枠のドラマに面白いものが多かった。毎年上位にランクインするNHK制作のドラマが見当たらないのはちょっと寂しいけど。

やっぱり連ドラは脚本家次第かな。「コタキ兄弟と四苦+八苦」「MIU404」の野木亜紀子は今年も絶好調。映画「罪の声」も素晴らしい仕事だったので、新春の「逃げ恥新春スペシャル」が今から楽しみで仕方ない。岡田惠和脚本の「姉ちゃんの恋人」も今年一番の心温まるラブストーリーだったし、「親バカ青春白書」は福田雄一の色合いが程よくブレンドされていた。やっぱり作家色が濃くて尚且つ説得力のあるお話が好きだな。

「ゆるキャン△」の様にアニメ先行の実写ドラマって多いかもしれないけど、漫画(アニメ)の雰囲気にキャラは似せられても容姿の部分でギャプがあることが多々あり、結果的に満足できないものになるケースが散見される。しかし、本作はロケーションの優位性もあったし、ピタリと嵌ったキャスティングで申し分なかった。来春にはアニメⅡ期に引き続き実写版も放送されるとのことだから楽しみだ。

「私の家政夫ナギサさん」「妖怪シェアアウス」は面白い題材だったのに脚本の詰めが甘く勿体なかった。「あのコの夢を見たんです」も良く出来ていた挿話とつまらない挿話に大きな乖離があったのが残念。

多部未華子、有村架純は別格として、芳根京子、小芝風花、福原遥、今田美桜、永野芽郁、小野花梨、奈緒らの若手女優に楽しませてもらった。それでも一番キュンとさせられたのは「親バカ青春白書」新垣結衣の天衣無縫な可愛らしさだ。
来年もお気楽に楽しめるドラマが多いといいな。