雨の時期を嫌う方が多いのは理解できますが、存外わたくしは雨降りに愛着があります
ひとつは、象徴的な花である紫陽花が美しい季節であること
ひとつは、雨あがりの空気に鮮烈で透き通った瑞々しさを感じること
ただし、この十数年の間に顕著な温暖化の兆候が現れ、梅雨の訪れを待たずして紫陽花は色付きます
音も立てずシトシト降るような雨に変わって、ゲリラ豪雨などと言う無粋な呼び名が定着してしまいました
子供のころ、梅雨寒の空模様の中、紫陽花の葉っぱ裏にでんでん虫を探したこと
梅雨末期の夕方にやってくる雷雨と、短時間で過ぎ去った後に総てが洗われて煌めく世界の美しさ
もうわたくしが生きている間には、あの素晴らしい季節はやってこないのでしょうか
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