昨日は、1月でありながら、3月並の気温ということで、多くの人が山に入り雪崩による痛ましい事故のニュースも複数報道されていました。わたしも途中で雪崩の音を聞き、頻繁に雪崩が起こっていることが解りましたが、そこに人がいるかいないかで事故になるかならないかの差が出ていただけの状態だったと感じています。
数年前、弥彦山の登山道で、雪で倒れた杉の木の下敷きになり亡くなった方のニュースを思い出しました。当時は、倒木に当たるとは、よほど運が悪く避けきれなかったんだなと思っていましたが、実際に倒木を観察してみると、避けきれないのが当たり前に思えました。
杉の倒木ですが、このように縦に裂けているものが多いです。周りを見ても、根っこの方が見当たりません。どこから飛んできたのかよく周りを観察してみます。
すると、5、6メートルくらい上から幹が裂けており、そこから、降るように幹が頭上より落下してくるようです。
倒木というと根元から折れるイメージですが、実際には、頭上のかなりの高さから、稲妻に裂かれるがごとく縦に裂け、幹ごと落下してくるのが現実のようです。
そのような倒木を多く見て、これを避けるのは難しいと思いました。
幹が避けるような音がしたら、とりあえず頭をガードしてうずくまるくらいしかできませんね。