東京への出張中、新幹線の中でよんだ。
読売新聞記者であった著者による、大蔵省、財務省の取材の経験をもとに官僚の出世を巡る攻防と財務省の仕事の中身の一端を記したもの。
8月末に概算要求が出され、財務省の査定と政策コンテストの動向を見つめる立場から、官僚の出世なども含めて泥臭い、人間の仕事としても見ておきたい。財務省は、守りの官庁故に、その官僚は若い内から言質を与えない会話の訓練を受けているかのように口が堅いという。守りの姿勢と官僚主義との因果関係は、身近なものとしても感じられる。しかし、「理」と「情」という観点からの人物評などもあり、人間くさかったり、懐の深さだったり、人間的な味であったり…そんなところも大事なのかなとも思える。
はじめに
第1章 10年に1人の大物次官・斉藤次郎
第2章 花の41年組
第3章 大蔵一家のドン・山口組
第4章 大蔵vs日銀
第5章 非主流の国際派とミスター円
第6章 入省成績と出世の相関関係
おわりに
読売新聞記者であった著者による、大蔵省、財務省の取材の経験をもとに官僚の出世を巡る攻防と財務省の仕事の中身の一端を記したもの。
8月末に概算要求が出され、財務省の査定と政策コンテストの動向を見つめる立場から、官僚の出世なども含めて泥臭い、人間の仕事としても見ておきたい。財務省は、守りの官庁故に、その官僚は若い内から言質を与えない会話の訓練を受けているかのように口が堅いという。守りの姿勢と官僚主義との因果関係は、身近なものとしても感じられる。しかし、「理」と「情」という観点からの人物評などもあり、人間くさかったり、懐の深さだったり、人間的な味であったり…そんなところも大事なのかなとも思える。
はじめに
第1章 10年に1人の大物次官・斉藤次郎
第2章 花の41年組
第3章 大蔵一家のドン・山口組
第4章 大蔵vs日銀
第5章 非主流の国際派とミスター円
第6章 入省成績と出世の相関関係
おわりに