高谷清『重い障害を生きるということ』(岩波新書)をようやくよみおえた。
「当初は、変化する病状に追われ、生命を守ることで精一杯であった。少しずつ医師や医療スタッフ、さらに生活支援のスタッフが増え、チームでとりくみができるよになった。そしてわたしの接し方も少しずつ内面的になっていったと思う。おもい障害のある人が、からだで訴えている、からだの緊張や動きが語っていることを感じてきた。わたしも言葉でなく、手の接触や発する声や音の調子で話しかけるようになった。気持ちが通うことを実感することもある。/それは、わたしのこころに少しずつ深く、沁みていった。言葉にできない何かがわたしのこころに影響し、わたしのこころを彩ってくれた。」(「あとがき」より)
11月3日のシンポの前に読んでおくべきだった。
構成は次の通り
はじめに
序章「抱きしめてBIWAKO」-25万人が手をつないだ日
第1章 重い障害を生きる
1 はじめて「びわこ学園」を訪れる
2 子どもたちとの出会い
第2章 どのような存在か
1 脳のない子の笑顔
2 感覚的存在
3 身体的存在
4 意識
5 関係的存在
6 人間的存在
第3章 重症心身障害児施設の誕生-とりくんできた人たちと社会
1 小林堤樹と島田療育園
2 草野熊吉と秋津療育園
3 糸賀一雄とびわこ学園
4 おしすすめてきた家族の力
第4章 おもい心身障害がある人の現在
1 医学的視点から
2 さらに重い障害へ
3 人数と実態
第5章 「いのち」が大切にされる社会へ
1 「この子らを世の光に」
2 「ふつうの生活を社会の中で」
3 「抱きしめてBIWAKO」
4 生きているのは「かわいそう」か
あとがき
「当初は、変化する病状に追われ、生命を守ることで精一杯であった。少しずつ医師や医療スタッフ、さらに生活支援のスタッフが増え、チームでとりくみができるよになった。そしてわたしの接し方も少しずつ内面的になっていったと思う。おもい障害のある人が、からだで訴えている、からだの緊張や動きが語っていることを感じてきた。わたしも言葉でなく、手の接触や発する声や音の調子で話しかけるようになった。気持ちが通うことを実感することもある。/それは、わたしのこころに少しずつ深く、沁みていった。言葉にできない何かがわたしのこころに影響し、わたしのこころを彩ってくれた。」(「あとがき」より)
11月3日のシンポの前に読んでおくべきだった。
構成は次の通り
はじめに
序章「抱きしめてBIWAKO」-25万人が手をつないだ日
第1章 重い障害を生きる
1 はじめて「びわこ学園」を訪れる
2 子どもたちとの出会い
第2章 どのような存在か
1 脳のない子の笑顔
2 感覚的存在
3 身体的存在
4 意識
5 関係的存在
6 人間的存在
第3章 重症心身障害児施設の誕生-とりくんできた人たちと社会
1 小林堤樹と島田療育園
2 草野熊吉と秋津療育園
3 糸賀一雄とびわこ学園
4 おしすすめてきた家族の力
第4章 おもい心身障害がある人の現在
1 医学的視点から
2 さらに重い障害へ
3 人数と実態
第5章 「いのち」が大切にされる社会へ
1 「この子らを世の光に」
2 「ふつうの生活を社会の中で」
3 「抱きしめてBIWAKO」
4 生きているのは「かわいそう」か
あとがき