ちゃ~すが・タマ(冷や汗日記)

冷や汗かきかきの挨拶などを順次掲載

佐藤優『先生と私』幻冬舎文庫

2018年01月26日 15時36分52秒 | 
佐藤優の書いた、田辺元の本を読んでから、此の人どんな人なのかということで読んでみたのが、『先生と私』である。
内容の紹介は、以下のようなもの

モーパッサンの「首かざり」を教えてくれた国語の先生。『資本論』の旧訳をくれた副塾長。自分の頭で考えるよう導いてくれた数学の師。――異能の元外交官にして、作家・神学者である〝知の巨人〟はどのような両親のもとに生まれ、どんな少年時代を送り、それがその後の人生にどう影響したのか。思想と行動の原点を描く自伝ノンフィクション。

小学生から15歳、中学校卒業までのことを事細かく覚えているのには、びっくり。

とはいえ、15歳までの発達については興味深い。
村瀬の『13歳論』と、14歳に関する検討。そして15歳。数えで15で元服となる。
このへん、大人になっていく発達の道筋との関係を考えてみたい。

武田徹『日本ノンフィクション史-ルポルタージュからアカデミック・ジャーナリズムまで』中公新書

2018年01月12日 23時24分49秒 | 
武田徹『日本ノンフィクション史-ルポルタージュからアカデミック・ジャーナリズムまで』中公新書、2017年3月

はじめに-物語るジャーナリズムとしてのノンフィクション
第1章 ルポルタージュと従軍報告-大宅壮一とノンフィクション1
第2章 社会派ルポルタージュと新中間層の擡頭-大宅壮一とノンフィクション2
第3章 トップ屋たちの蠢動-梶山季之と草柳大蔵の引力と斥力
第4章 古今東西森羅万象を描き出す-筑摩書房『世界ノンフィクション全集』
第5章 テレビの参入-ドキュメンタリー映画から『ノンフィクション劇場』へ
第6章 ニュージャーナリズムと私ノンフィクション-大宅壮一ノンフィクション賞と沢木耕太朗
第7賞 なんとなく、ケータイ小説-文学とアカデミズムの間に
おわりに-大宅壮一の残したもの