ちゃ~すが・タマ(冷や汗日記)

冷や汗かきかきの挨拶などを順次掲載

西村京太郎『十五歳の戦争−陸軍幼年学校「最後の生徒」』集英社文庫、2017年8月

2018年02月04日 11時49分50秒 | 
西村京太郎『十五歳の戦争−陸軍幼年学校「最後の生徒」』集英社文庫
「本土決戦になれといったら楯になれ」といって、教育され、戦中を過ごし、敗戦を迎えた。

作家デビューの時(155-156)
昭和38年、32歳の時に「ゆがんだ朝」という作品で、オール読み物推理小説新人賞を受賞。その際、受賞すると1冊、書き下ろしを書けば本にしてくれるということー「なんとか、ろう学校を取材して「四つの終止符」が本になり、田村正和主演で映画にもなった・・・。
昭和40年 『天使の傷痕』で、乱歩賞受賞

中島岳志『親鸞と日本主義』新潮社、2017年8月

2018年02月04日 11時39分40秒 | 
中島岳志『親鸞と日本主義』も戦争との関係でそれを正当化する論理としての親鸞の思想を検討したもの。

序章 信仰と愛国の狭間で
第1章 「原理日本」という悪夢 歌人・三井甲之、箕田胸喜
第2章 煩悶とファシズム 倉田百三
第3章 転向・回心・教誨 亀井勝一郎
第4章 大衆の救済 吉川英治
第5章 戦争と念仏 真宗大谷派
終章 国体と他力 なぜ親鸞思想は日本主義と結びついたのか

浄土という思想・・・・

佐藤優『学生を戦地へ送るには 田辺元「悪魔の京大講義」を読む』新潮社、2017年7月

2018年02月04日 11時30分33秒 | 
佐藤優『学生を戦地へ送るには 田辺元「悪魔の京大講義」を読む』が、佐藤がどのように生きたきたのかに興味を持った契機だった。
田辺元『歴史的現実』(昭和15年、岩波書店)を読み解きつつ、「死して生きる」として学生を戦地に送った論理と現実を示している。