奈良県在住のダメオヤジさん、コメントありがとうございました。
うちの娘の場合
「なんでやねん」は、3歳半ごろから使いだしました。場面や用法が曖昧だったのが、最近は、父親のぼけに対して、「なんでやねん!」とつっこんでくれます。
幼稚園に行くようになってからでしょうか?
例)
朝、着替えを渋っているときに、
父「お父さんが、○○ちゃんの幼稚園の服着ようかな~?」
娘「なんでやねん! お父さん、入らんやろ!(笑)」
といった具合です。
どうも、つっこみには「なんでやねん」といった鍵となる一言・フレーズがあるのではないかと気づかされた。このような言葉をいつ使い出すかということが「ぼけ」「つっこみ」の発達の指標になるのではないか?
なお、「関東の高校生はつっこみなんかしない」との意見もいただいた(ホントか?)。そうすると、この「つっこみ」は文化の中に根付いて、学習されるコミュニケーションの一種であり、「ぼけ」「つっこみ」の意味づけや学習がないとできない高度な能力かもしれない。
いろいろ調べていると、
「つっこみの分類学」のページがあった。
そこではいろんなパターンのつっこみが分類されており、その例として様々な鍵となる言葉が掲載されている。すこし整理して掲載しておきたい。
★つっこみ分類学★
ぼけに対してウィットに富んだつっこみを入れるのは、プロでもなかなか難しい。多くの場合「つっこみの常套句」を活用している。ここでは、その「つっこみの常套句」のパターンを4つに分類してみる。
[否定型つっこみ]
相手のぼけに対して「否定」するパターンのつっこみである。一番ポピュラーなつっこみと言える。
例
★ そんなアホな!
★ ~やないがな!
★ ~の話ししてるんやないねん!
★ ちゃうちゃう!
[疑問型つっこみ]
相手のぼけに対して疑問を投げかける形式のつっこみである。
例
★ なんでやねん!
★ 誰がやねん?
★ どこがやねん?
★ ほんまかいな?
[受け身型つっこみ]
相手のぼけに対して肯定、あるいは内容を発展させるパターンのつっこみである。
例
A) 頭をケガされたんですか?
B) 昨日、我が家に小惑星が落ちてきまして。
A) それはえらいことでしたなあ。
A) こう見えても、僕は学生時代モテてんで!
B) よう言うた!
A) 腹が減ったわ~。
B) ここに魚の骨あるで。
A) 俺はネコか?
[抑圧型つっこみ]
相手のぼけを押さえ込むようなつっこみのパターンである。
例
★ ええ加減にせぇ!
★ おまえが言うな!
★ 当たり前や!
★ オイオイ!
「無視」するのもつっこみのパターンのひとつ。
★ (話題を替えて)さ、今日はええ天気やなあ!
★ (ソッポ向いて、立ち去る仕草)