ちゃ~すが・タマ(冷や汗日記)

冷や汗かきかきの挨拶などを順次掲載

印籠と切るまね、ピストル

2010年01月31日 18時26分01秒 | その他
印籠を出すと、何歳から「ははぁ~」といって土下座をするか? 東京の幼稚園・保育園ではどうか?
あわせて、切るまねの場合、ピストルをうつまねの場合は、何歳くらいから死ぬまねをするか? 年齢によってどのようなリアクションの変化があるか。
関西の子どもの反応は、どう発達していくのか?

遠山の金さんになりきる子ども。マイ印籠を、キャラメルの箱でつくってなりきってる。
「でも、遠山の金さんは江戸のはなしやろ!」

「ようちえんをやめます」と黒い折り紙に書いてきた子

2010年01月31日 18時17分34秒 | その他
元幼稚園の先生の話
「ようちえんをやめます」と黒い折り紙に書いてきた子がいて…。

どう対応する…
○「園長先生…、○○君が幼稚園をやめるっていっているんですが…」と大きな声を出して、園長を呼びにいき、わざと大事にしてしまう…
○「そうか、先生がわるかってんな…」と考え込んで、遠くの空をふっと見るふりをして、なにもいわずに席を立っていく。
○「そうか、男がいったん決めたことはかえれへんわな。しかたがないな。じゃぁ、あさってやる焼き芋大会の焼き芋は先生が2つたべるしかないな」

いろんなバージョンを考えてみよう!

漫画・光とともに…

2010年01月30日 19時53分13秒 | 
「光とともに」の作者・戸部けいこさん(52歳)の訃報が新聞に載っていた。
代表作の「光とともに…」は自閉症の子どもとその家族の歩みを描いた物語で、テレビドラマ化もされた。月刊誌「フォアミセス」で連載していたが、昨年3月号を最後に休載し、その後闘病生活を送っていたという。

「碍」の字-京都新聞「凡語」より

2010年01月30日 11時19分46秒 | その他
京都新聞の凡語(1月29日)より

 常用漢字の改定をめぐり、「碍」の取り扱いが注目されている。文化審議会がまとめた試案に追加を求める要望が相次いだためだ。
 「礙」の俗字であり、進路に石を遮られ、人が立ちつくす形を示す文字という(白川静著「字統」平凡社)。
 戦後、当用漢字や常用漢字に採用されず、「障碍者」は同じ妨げるの意味をもつ「害」を当て、「障害者」と表記されてきた。
 でも、傷つけ、災いするという意味含む「害」は否定的な印象が強い。そこで仮名書きで「障がい者」と表記する自治体が増えている。政権交代を機に政府として「障がい者」を用いた「障がい者制度改革推進本部」も昨年末に設置された。
 「障害者」よりも暖かみがある。災いとの悪い意味合いが消えるのは好ましいものの、「障がい者」ではどうもしっくりしない。なじみが薄いとはいえ「碍」を常用漢字に加え、表記の幅を広げたいとの要望も理にかなう。
 「自分に障害があるとは思っていない。社会の方に障害がある」-。「障害者」自身はその表記をどう受け止めているのか、相楽地域障がい者支援センター長の傍島規子さんが、本誌山城版のコラムで紹介していた。
 「社会から障害を受けている人」という見方をするなら、「障害者」ともいえる。社会という環境に問題があるゆえに、実に暮らしづらい。単に表現を変えただけでは何も解決しない。

「ボケ」の予感

2010年01月25日 12時47分31秒 | その他
「ボケ」の話題でかいているが、少しちがった「ボケの予感」の話。

今日、誕生日を迎えた。愛読書のデズモンド・モリスの『年齢の本』で確認してみる。

(この年齢は)「老齢」が遠くのほうに見えてくる歳である。以前には考えもしなかった老いが、地平線上の小さな点として、はっきり見えるようになる。若い人は、自分たちには永遠に健康で活動的な歳月が続くものと感じているが、50代半ばになると、突然、健康で活動的な歳月は限られた年数しか残されていないことを実感する。人によっては憂鬱となり、また人によっては自分の時間を貪欲に使い、「そのうちに」「来年には」といいながらこれまで先に延ばしてきた事柄をどんどんと片づけていくことで、老いの予感に対処するようになる。

とはいえ、自分自身の予感は…「貪欲にはならんやろ、というより、ボケていくんやろう」というもの。

関東と関西-「寅さん」と「おとうと」

2010年01月24日 21時48分14秒 | その他
山田洋次の「おとうと」が、1月末に上映される。
それに応じて、「寅さん」から「おとうと」への番組があった。
寅さんのおばちゃんとおいちゃんが寅のことを「バカだねぇ」という場面がある。
関東は「バカだねぇ」で、関西は「アホやなぁ」

寅さんはボケなのか、ちょっと違うなぁ。
でも、関東でも関西でも困った人というのはいるもので、それがいろいろありながら、排除されずに愛される姿が、山田洋次の映画である。

大阪のうまいもんの歌-「なんでやねん」の歌

2010年01月22日 18時55分31秒 | その他
幼稚園の先生に、「なんでやねん」の入った手遊び歌があることを教えてもらった。
ネットで調べると、保育園で大流行のようだ-「大阪うまいもんの歌」保育園で大流行・新名物やで~

<1>大阪にはうまいもんがいっぱいあるんやで~
 たこ焼き ギョーザ お好み焼き 豚まん

<2>大阪にはうまいもんがいっぱいあるんやで~
 いか焼き ばってら あわおこし ようおこし

<3>大阪にはうまいもんがいっぱいあるんやで~
 かに道楽 くいだおれ もんじゃ焼き なんでやねん

(地域によって歌詞や1番2番3番の順番が違う)

つっこみの分類学

2010年01月22日 13時31分54秒 | その他
奈良県在住のダメオヤジさん、コメントありがとうございました。

うちの娘の場合
「なんでやねん」は、3歳半ごろから使いだしました。場面や用法が曖昧だったのが、最近は、父親のぼけに対して、「なんでやねん!」とつっこんでくれます。
幼稚園に行くようになってからでしょうか?

例)
朝、着替えを渋っているときに、
父「お父さんが、○○ちゃんの幼稚園の服着ようかな~?」
娘「なんでやねん! お父さん、入らんやろ!(笑)」
といった具合です。

どうも、つっこみには「なんでやねん」といった鍵となる一言・フレーズがあるのではないかと気づかされた。このような言葉をいつ使い出すかということが「ぼけ」「つっこみ」の発達の指標になるのではないか?
なお、「関東の高校生はつっこみなんかしない」との意見もいただいた(ホントか?)。そうすると、この「つっこみ」は文化の中に根付いて、学習されるコミュニケーションの一種であり、「ぼけ」「つっこみ」の意味づけや学習がないとできない高度な能力かもしれない。

いろいろ調べていると、「つっこみの分類学」のページがあった。

そこではいろんなパターンのつっこみが分類されており、その例として様々な鍵となる言葉が掲載されている。すこし整理して掲載しておきたい。

★つっこみ分類学★

 ぼけに対してウィットに富んだつっこみを入れるのは、プロでもなかなか難しい。多くの場合「つっこみの常套句」を活用している。ここでは、その「つっこみの常套句」のパターンを4つに分類してみる。

[否定型つっこみ]
 相手のぼけに対して「否定」するパターンのつっこみである。一番ポピュラーなつっこみと言える。


★ そんなアホな!
★ ~やないがな!
★ ~の話ししてるんやないねん!
★ ちゃうちゃう!

[疑問型つっこみ]
 相手のぼけに対して疑問を投げかける形式のつっこみである。


★ なんでやねん!
★ 誰がやねん?
★ どこがやねん?
★ ほんまかいな?

[受け身型つっこみ]
 相手のぼけに対して肯定、あるいは内容を発展させるパターンのつっこみである。

A) 頭をケガされたんですか?
B) 昨日、我が家に小惑星が落ちてきまして。
A) それはえらいことでしたなあ。

A) こう見えても、僕は学生時代モテてんで!
B) よう言うた!

A) 腹が減ったわ~。
B) ここに魚の骨あるで。
A) 俺はネコか?

[抑圧型つっこみ]
 相手のぼけを押さえ込むようなつっこみのパターンである。


★ ええ加減にせぇ!
★ おまえが言うな!
★ 当たり前や!
★ オイオイ!

 「無視」するのもつっこみのパターンのひとつ。
★ (話題を替えて)さ、今日はええ天気やなあ!
★ (ソッポ向いて、立ち去る仕草)

「障がい」という用語-大学入試センター試験「公民」

2010年01月16日 21時50分06秒 | その他
「大学入試センター試験「公民」で、「障がい」という用語が使用されていた。
教育基本法の機会均等規定のところなど2カ所で使用されていた。

[現代社会]
第3問
問1
日本の教育基本法に規定された、国及び地方公共団体の責務についての記述…

④障がいのある者が、その障がいの状態に応じ、十分な教育を受けられるよう、教育上必要な支援を講ずること。

問3
社会参加に関する事象や考え方についての記述…

④障がいのある人もない人も共に生活する社会を目指すフェアトレードの考えに基づき、建物や製品にユニバーサルデザインが導入されている。

「障がい」という用語法は、大学入試センター試験では初めてではないかと思う。
「子供」も「子ども」と書いているので、「障害」も「障がい」と記すこともいいのではないかという意見もある。「子ども」は違和感がないが、「障がい」は違和感を感じるのは何故だろう?

政府の「障がい者制度改革推進会議」も、この用語をつかったが、試験問題はその前に作られていたのではないかと思うが…?

その他-人権条約関連の出題
[現代社会]
難民条約
[政治・経済]
女性差別撤廃条約と男女共同参画社会基本法・男女雇用機会均等法

重松清『くちぶえ番長』新潮文庫

2010年01月10日 18時03分26秒 | 
重松清『くちぶえ番長』(新潮文庫)を読む。
小学校4年生の1年間の物語。
小学校4年生のツヨシのクラスに、一輪車と口笛の上手な女の子マコトが転校してくる。小さい頃に父親を亡くしたマコトだが、マコトの父とツヨシの父は親友同士だった。そのマコトは、「わたしこの学校で番長になる」と宣言。誰よりも強く、優しく、友達思い出、頼りになる。ツヨシとマコト。ツヨシの視点から、友情なのか初恋なのかその境界のような感情の揺れ動きが描かれる。
もともと、雑誌『小学四年生』に連載されたものを基礎にしたもの。

9~10歳の頃を描いた小説。児童文学なのか、児童文学を中に含んだ回想の小説ともいえる。

三峰有生『14歳のカミングアウト-性同一障害を乗り越えて』ポプラ社

2010年01月09日 12時28分28秒 | 
三峰有生『14歳のカミングアウト-性同一障害を乗り越えて』(ポプラ社、2008年)を読む。

小学校5年から中学校3年まで、紆余曲折はありながらも貝塚養護学校で成長し、自分自身の違和感を自覚しつつ、性同一障害と向き合い、友人や指導員との関係でその障害とともに生き抜いていく姿を描く。19歳の青年の一人称のノンフィクション。構成は次の通り。

序章 坂道
第1章 ウルフ
第2章 異分子
第3章 彩
第4章 カミングアウト
第5章 自由
第6章 自立
第7章 愛
おわりに

ちょっと見出しが大仰な気がするが、さっと読めてしまう。生きにくさを感じている思春期青年期の人たちにとって何が大事なのか考える…。

自立支援法違憲訴訟に関する国との基本合意

2010年01月07日 23時51分35秒 | その他
声明文「国との基本合意締結にあたって」
    
 本日、障害者自立支援法違憲訴訟の原告71名と弁護団は、国(厚生労働省)との間で基本合意書を締結し、本件訴訟の終結を図ることとした。 

 2008年10月30日の第一次全国一斉提訴以降、全国14地裁、原告71名は、障害者自立支援法の応益負担制度導入により、人としての尊厳を傷つけられるとともに、経済的に困窮し、将来への計り知れない不安を抱く状況に陥っている全国の障害者のために、同制度の違憲性の確認と応益負担制度の廃止を求め、やむにやまれぬ思いで違憲訴訟に踏み切った。

 その後政権が交代し、与党三党の合意により障害者自立支援法及び応益負担制度の廃止が宣言され、これに伴い、国は、従来の主張の見直しとともに、原告らに対し、訴訟終結に向けた協議の申し入れをしてきた。原告らは熟慮の結果、これに応じ、本日まで3ヶ月余り、訴訟に至った原告それぞれの思いを原点に、国に障害者の声と実態を踏まえた合意を求めるべく、精力的に協議を行ってきた。

 その結果、本日、本件訴訟を提起した目的と趣旨に見合うところの合意内容に達することができたため、本基本合意の締結に至ったものである。

 本基本合意は、(1) 判決を前提としない段階で、国と原告らとが真摯かつ積極的に合意形成に努めた協議が生み出したものであること、(2) 国の制度・法律の変更自体を約束するという、基本的な政策形成に関し、訴訟当事者と国との確約するという初めてのものであること、(3) 自立支援法の制定経過の問題点と応益負担の導入を反省し、再発防止を約束していること、(4) 今後の障害福祉施策の基本理念として、初めて、基本的人権行使の支援にあることを明確にしたこと、(5) 合意内容実現のため定期協議による検証の場を設けたこと等、社会保障裁判の歴史や障害者
福祉運動において画期をなす歴史的なものである。

 これは、原告らが、まさに自らの生活の実態や苦しみや不安を、勇気をもって各裁判所に訴えてきた、その一つ一つの事実の重みを、国が受け止めざるを得なかった結果である。

 とはいえ、国の障害者自立支援法の宣言にもかかわらず、次年度予算措置における十分な低所得者無償化への財源確保ができなかったことなど、本基本合意へ踏み切る道筋は平坦ではなかった。

 本基本合意の締結により訴訟は終結のための手続に入るが、これは自立支援法の廃止と新たな総合的福祉法制に向けた新たな出発にすぎない。原告71名は、引き続き、本基本合意の内容が真に達成される日まで、定期協議などを通じて、原告らをはじめとした当事者の声を反映し、国が「障害のある当事者が社会の対等な一員として安心して暮らすことのできるものとするために最善を尽くす」(本基本合意書前文)よう、全国の障害者、家族、関係者とともに、不断の努力を続けるものである。

 最後に、これまで本訴訟を支え、励まし、協力をしていただいた全国の方々に心から御礼を申し上げるとともに、今後とも共に手を携えて、新しい障害福祉の未来のために尽力いだくことをお願いして、本声明とする。

                    以 上

                2010年1月7日
      障害者自立支援法違憲訴訟 原告71名一同
                    全国弁護団
                  勝利をめざす会

斉藤理恵『筆談ホステス』光文社

2010年01月05日 21時50分53秒 | 
斉藤理恵『筆談ホステス』(光文社、2009年)を読んだ。
5月に刊行されて、8月にはすでに9刷りである。
一度、テレビでみたことがあるが、これほどまでに反響があるのか…。
内容もなかなか面白いし、筆談のおもしろさもある。
人肌のぬくもりのあるコミュニケーションが、逆に衝撃でもある。

テレビドラマでも放映されるという。

内容は次の通り。

はじめに
第1章 「神に耳をとられた」娘
第2章 私は不良ですか?!
第3章 働く喜び
第4章 筆談ホステス誕生
第5章 私のマル秘筆談術
第6章 筆談ホステス東京へ上る
第7章 「筆談ホステス」銀座接客退園実話8
第8章 聴覚障害者の夢
おわりに

第3章の万引きをした娘に、自分の店でアルバイトをさせた服飾店の店主の話が興味深い。こんな大人がいるのだ…『だから生き抜いて』の極妻から弁護士になった人の話もこのような親身になる大人が登場したことを思い出した。

ホステスさんの教養と筆談の妙味が興味深い。
「少し止まると書いて『歩』く。着実に前に進んでいます」
「辛いのは幸せになる途中ですよ」
「人の夢と書いて儚い(はかない)とはいうけれど、だからこそ人は夢を次々に追い求めるのでは…」
このような言葉が、その人の悩みに即して語られるのである。