河合さんから、『みんなのねがい』の連載がまとまったということで、『発達保障の道 歴史をつなぐ、社会をつくる』が送られてきました。コンパクトにまとまった本なので、すぐに目を通すことが出来ました。
目次と概要は以下の通り
はじめに
「みんなのねがい」の歴史学へ:口丹地域での養護学校づくりと親の願い
手のつなぎ方にも教育がある:青木嗣夫と学級・学級づくり
生活と文化をつくりだすしごと:清水寛、大野英子の障害児学級での取り組み
ねがいを寄せ集める器:東京文京区の不就学をなくす運動と茂木俊彦
根っこを照らし新たな地平を開く光:「保育元年」「光の中に子供たちがいる」と大野松雄
実践に人あり、人に歴史あり:森永ヒ素ミルク中毒事件と大塚睦子
いのちをつなぐ営み:江戸時代の「捨て子」をめぐって
自分たちでいのちを守る:岩手県沢内村
生きることを肯定する社会へ:優生学・優生思想
戦争経験と平和への問い:光明学校の学童疎開
人間の痛苦と基本的人権の思想:伊東千代子と治安維持法
発達保障の道をみんなで歩く
おわりに