ちゃ~すが・タマ(冷や汗日記)

冷や汗かきかきの挨拶などを順次掲載

河合隆平『発達保障の道 歴史をつなぐ、社会をつくる』(全障研出版部、2018年)

2018年08月06日 09時36分03秒 | 

河合さんから、『みんなのねがい』の連載がまとまったということで、『発達保障の道 歴史をつなぐ、社会をつくる』が送られてきました。コンパクトにまとまった本なので、すぐに目を通すことが出来ました。

目次と概要は以下の通り

はじめに

「みんなのねがい」の歴史学へ:口丹地域での養護学校づくりと親の願い

手のつなぎ方にも教育がある:青木嗣夫と学級・学級づくり

生活と文化をつくりだすしごと:清水寛、大野英子の障害児学級での取り組み

ねがいを寄せ集める器:東京文京区の不就学をなくす運動と茂木俊彦

根っこを照らし新たな地平を開く光:「保育元年」「光の中に子供たちがいる」と大野松雄

実践に人あり、人に歴史あり:森永ヒ素ミルク中毒事件と大塚睦子

いのちをつなぐ営み:江戸時代の「捨て子」をめぐって

自分たちでいのちを守る:岩手県沢内村

生きることを肯定する社会へ:優生学・優生思想

戦争経験と平和への問い:光明学校の学童疎開

人間の痛苦と基本的人権の思想:伊東千代子と治安維持法

発達保障の道をみんなで歩く

おわりに

 

 


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1 コメント

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研究者よ もつと地に這う研究とは言わないが (真実一路)
2018-08-23 01:28:33
 文献研究するなら徹底研究を‼と言っても通じない時代かも知れないが、せめて反対研究、批判に答えられる発表をしてほしい。大学教授という肩書きで無批判に評価されていいのだろうか。また同一課題に取り組む研究者は相互批判を恐れる。河井隆平氏に期待したいのは文献依存ではなく、現実第一線で教育実践をした教職員と充分な意見交換をもちろん真理に迫る教育を論じるべきではないかと思うが。今は評価されなくても。それにしても京都の障害児教育の論述は、先駆者から教育学として学ばれているだろうか。過去はいくらでも書けるようで、事実を踏まえた教育としての真の教訓は少ない。
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