これまで、電車の中で継ぎ足し継ぎ足し読んできた『要求で育ちあう子ら』(大月書店、2007年4月)をようやく読み終えた。
初めは違和感があったのだが、読んで行くにつれおもしろくなっていった。子どもの姿がよく記されているとともに、3次元の子どもたちなども登場し、当時の近江学園の様子を伝えていると思った。どのくらい、編集委員会が、今日的な観点も含めて手を入れたのか明らかでないが、障害の重い子どもから論理操作の段階の子までの生活と生産、そして教育の編成、その中での発達の姿、職員の思いなどが伝わってくる。もう一度、吟味しながら読み直す必要があると思った。全体を通して読んでからまた読むとより子どもの姿がはっきりするのだろう。
目次は以下。
序 今こそ当時の教育実践を
第1章 育ちゆく少年期-1968年度生活第三班実践記録
第1節 目覚める子どもたち
第2節 新しい友達を迎えて
第3節 仲間を大切に
第4節 明日にむかって
第5節 実践から学んだこと
第2章 みんな集まれ-1969年度生活第一班実践記録
第1節 かしの部屋でねたい
第2節 秋以降、小集団から大集団へ
第3節 みんな集まれ
「1・2章」のまとめと展開
第3章 結び織る子どもたち-1969年生産班結び織り科実践記録
第1節 くるくるいこう
第2節 結び織る子どもたち
第3節 私たちのめざしたもの
第4章 もうだまってはいられない-子どもの権利、おとなの権利
第1節 職場に組合を
第2節 みんなの声
第3節 教育権保障のとりくみ
第4節 関連して取り上げること
結語
解説(田中昌人)
年表(田中昌人)
関連資料(田中昌人)
解説が観光の趣旨となり完成されなかったことが本当に残念だ。こまかいが、誤記誤植がちょっとめだつのも気になるが…、最後までやり遂げられなかった田中先生の無念さを表しているようにも思う…「残されたものは、しっかりせいよ」という声かもしれない。
初めは違和感があったのだが、読んで行くにつれおもしろくなっていった。子どもの姿がよく記されているとともに、3次元の子どもたちなども登場し、当時の近江学園の様子を伝えていると思った。どのくらい、編集委員会が、今日的な観点も含めて手を入れたのか明らかでないが、障害の重い子どもから論理操作の段階の子までの生活と生産、そして教育の編成、その中での発達の姿、職員の思いなどが伝わってくる。もう一度、吟味しながら読み直す必要があると思った。全体を通して読んでからまた読むとより子どもの姿がはっきりするのだろう。
目次は以下。
序 今こそ当時の教育実践を
第1章 育ちゆく少年期-1968年度生活第三班実践記録
第1節 目覚める子どもたち
第2節 新しい友達を迎えて
第3節 仲間を大切に
第4節 明日にむかって
第5節 実践から学んだこと
第2章 みんな集まれ-1969年度生活第一班実践記録
第1節 かしの部屋でねたい
第2節 秋以降、小集団から大集団へ
第3節 みんな集まれ
「1・2章」のまとめと展開
第3章 結び織る子どもたち-1969年生産班結び織り科実践記録
第1節 くるくるいこう
第2節 結び織る子どもたち
第3節 私たちのめざしたもの
第4章 もうだまってはいられない-子どもの権利、おとなの権利
第1節 職場に組合を
第2節 みんなの声
第3節 教育権保障のとりくみ
第4節 関連して取り上げること
結語
解説(田中昌人)
年表(田中昌人)
関連資料(田中昌人)
解説が観光の趣旨となり完成されなかったことが本当に残念だ。こまかいが、誤記誤植がちょっとめだつのも気になるが…、最後までやり遂げられなかった田中先生の無念さを表しているようにも思う…「残されたものは、しっかりせいよ」という声かもしれない。