「小学校2年生病弱児の貝塚養護学校への転入についての仮の義務づけに対する大阪市教育委員会の即時抗告について」コメント
心身症でのぜんそくの悪化によって不登校となっていた小学校2年生の児童に関して、大阪地方裁判所は、貝塚養護学校への転入を認める判断をおこないました。子どもの心身の状況を考慮し、子どもの健康と学習の状況にあわせた生活の枠組みをつくりながら、病気療養と同時に学習や学校生活を行っていくことを優先した判断だったと考えます。そもそも、すべての子どもは、健康で、楽しく豊かに学ぶことが期待されています。教育行政は、保護者とともに、そうした子どもの学習を下支えする責務をもっています。
しかし、今回、残念ながら大阪市教育委員会は、大阪地方裁判所の判断に対して「即時抗告」を行いました。このことは、大阪市教育委員会が、貝塚養護学校への転入を認めない姿勢を依然としてとっていると考えざるを得ません。このような姿勢を改め、子どもの健康と学習を守る立場に、大阪市教育委員会は立つべきであると考えます。
苦しんでいるのは子どもであり、子どもとともにいる保護者です。不登校となっている状況を改善する方法を講ずるのが教育委員会の役目であり、この子どもの意見の表明を真摯に受けとめ、子どもの最善の利益にあった措置を一刻も早くとることを強く要請するものです。
心身症でのぜんそくの悪化によって不登校となっていた小学校2年生の児童に関して、大阪地方裁判所は、貝塚養護学校への転入を認める判断をおこないました。子どもの心身の状況を考慮し、子どもの健康と学習の状況にあわせた生活の枠組みをつくりながら、病気療養と同時に学習や学校生活を行っていくことを優先した判断だったと考えます。そもそも、すべての子どもは、健康で、楽しく豊かに学ぶことが期待されています。教育行政は、保護者とともに、そうした子どもの学習を下支えする責務をもっています。
しかし、今回、残念ながら大阪市教育委員会は、大阪地方裁判所の判断に対して「即時抗告」を行いました。このことは、大阪市教育委員会が、貝塚養護学校への転入を認めない姿勢を依然としてとっていると考えざるを得ません。このような姿勢を改め、子どもの健康と学習を守る立場に、大阪市教育委員会は立つべきであると考えます。
苦しんでいるのは子どもであり、子どもとともにいる保護者です。不登校となっている状況を改善する方法を講ずるのが教育委員会の役目であり、この子どもの意見の表明を真摯に受けとめ、子どもの最善の利益にあった措置を一刻も早くとることを強く要請するものです。