ちゃ~すが・タマ(冷や汗日記)

冷や汗かきかきの挨拶などを順次掲載

丸山正樹『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』文春文庫

2016年04月07日 11時36分01秒 | 
丸山正樹『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』をよんだ。
学生さんのレポートのあったので、さっそく購入して読んだ。
推理小説としては、後半からネタバレのように感じるのだが、ろう、聴覚障害や日本手話、日本語対応手話などについてよく調べていると思った。
はじめに法廷の手話通訳をする仕事で、直面したのが「黙秘権理解」ということだった。
この問題は興味ずかい。
以前、聴覚障害のある成人の裁判に立ち会ったことがあったが、国選弁護人が全盲の竹下さんで、鑑定人が障害児教育の研究者・精神科医となっていった。もちろん、手話通訳士もいた。学生さんたちとも法廷の傍聴にいった。大学に赴任したばかりの頃だったか・・・。
そんなことがあったことを思いだした。「黙秘権理解」で論文も書いたと思う!
あれからずいぶんと時間がたった。あのころは、コーダという言葉もなかったようにおもう。
CODA(Chidren of DEAF Adult)

丸山さんは、脊椎損傷を負う奥さんと共に生活しているという作家とのこと。