沖縄戦を振り返る時期になってきた。
『陸軍中野学校と沖縄戦』(吉川弘文館)が上梓された。
沖縄戦に動員された少年たち―プロローグ/沖縄に配置された陸軍中野学校出身者(陸軍中野学校/アジア太平洋戦争と遊撃隊/沖縄に配置された陸軍中野学校出身者)/少年兵「護郷隊」(やんばるの少年兵「護郷隊」/召集開始/陣地構築と教育訓練)/護郷隊の戦争(第一護郷隊の戦争/第二護郷隊の戦争/米兵の兄に助けられた少年兵と日本兵に虐殺された少年兵)/離島残置諜者(離島残置諜者とは/伊平屋島・伊是名島/粟国島と久米島/黒島と波照間島、そして与那国島)/大本営陸軍部直轄特殊勤務部隊(沖縄本島―剣隊/離島に潜伏した特務隊―宮古島班・西表島班)/陸軍中野学校と本土決戦―エピローグ
関連する映画がつくられた、「沖縄スパイ戦史」である。上映されるので、見てみたい。問題意識は、このブログで「沖縄」と検索するとでてくるが、戦後特殊教育の影の部分である。陸軍中野学校のエリート菊地少尉こと、沖縄では宮城太郎となのり、戦後、特殊教育の研究者として、戦中を語らずに過ごした人、どのような戦中・戦後と、その生涯だったのか?