一歩・障害を越えて:柔和な笑顔に親近感 障害理解へ、ダウン症児の写真展 /奈良
◇奈良教育大で50点、27日まで
ダウン症などの子供たちの写真を集めた「障害のある子どもの笑顔展」が18日、奈良市高畑町の奈良教育大学術情報教育研究センター教育資料館で開幕した。作品は特別支援教育を学ぶ同大の学生10人が、奈良市を中心に活動する、ダウン症の子供を持つ親の会「バンビーナ21」などと交流して撮影。子供たちが、学生と遊ぶ中で見せる自然な笑顔の作品約50点が展示されている。27日まで。
写真を通して障害児について理解を深めてもらおうと、元小学校教諭の杉本温子さん(57)が企画した。杉本さんは現在、同大大学院2年生。退職後、特別支援教育を学ぶため、進学。「笑顔は障害に関係なく、みんな同じ。子供たちの笑顔を通して障害を身近に感じ、障害児への理解のきっかけになってくれたらうれしい」と話す。
会場には、子供たちが書いたペン画や障害に関する絵本約20冊も展示。奈良県出身で自閉症のアマチュアピアニスト・宮川惇さんの演奏したクラシック音楽などがBGMとして流されている。
訪れた奈良市の授産施設支援員、川野美幸さん(28)は「子供たちの柔らかい空気感が良く写真に出ている」と感想を語った。
入場無料。午前10時~午後5時まで。
【毎日新聞2011年11月19日/奈良版】
◇奈良教育大で50点、27日まで
ダウン症などの子供たちの写真を集めた「障害のある子どもの笑顔展」が18日、奈良市高畑町の奈良教育大学術情報教育研究センター教育資料館で開幕した。作品は特別支援教育を学ぶ同大の学生10人が、奈良市を中心に活動する、ダウン症の子供を持つ親の会「バンビーナ21」などと交流して撮影。子供たちが、学生と遊ぶ中で見せる自然な笑顔の作品約50点が展示されている。27日まで。
写真を通して障害児について理解を深めてもらおうと、元小学校教諭の杉本温子さん(57)が企画した。杉本さんは現在、同大大学院2年生。退職後、特別支援教育を学ぶため、進学。「笑顔は障害に関係なく、みんな同じ。子供たちの笑顔を通して障害を身近に感じ、障害児への理解のきっかけになってくれたらうれしい」と話す。
会場には、子供たちが書いたペン画や障害に関する絵本約20冊も展示。奈良県出身で自閉症のアマチュアピアニスト・宮川惇さんの演奏したクラシック音楽などがBGMとして流されている。
訪れた奈良市の授産施設支援員、川野美幸さん(28)は「子供たちの柔らかい空気感が良く写真に出ている」と感想を語った。
入場無料。午前10時~午後5時まで。
【毎日新聞2011年11月19日/奈良版】