
新型肺炎、市内ではまだ発症の報道はないが、近くの小学校は総理要請より1日遅れの休校か、今朝もランドセルを揺らして登校していた。休校、春休みと続けば児童らはほぼ一カ月に渡って学校に行けない日が続き、卒業や進級への備えが出来ない。繰り上げや簡略化した卒業式に涙する児童らの映像をみると切ない気持ちがひしひしと伝わる。
また、休校中は外出が制限される。子どもらの立ち寄る公立の施設も閉館されるようで家に閉じこもる形になるのだろう。共働きの家庭も多く、小さな子どもだけで留守番させることは無理、休校に伴い派生する正式な従業員でない人らの賃金保障、休業による人手不足による企業の損失補填など、具体的な対応は未定、早期にしっかりした策を講じて欲しい。
新型肺炎は世界中で広がっている。社会はこんなに厳しくても季節は移っていく。立春が過ぎてひと月あまり、暦の上では春だが、雪を見ぬままに春を迎えそうだ。桜の開花予測で瀬戸内地方は3月25日頃という。例年と大差ないように思うが、暖冬との関係の有無は分からない。開花には開花直前の積算温度が影響するという。
散歩で見つけ春の訪れ。枯芭蕉の朽ちた葉の隙間に新緑の葉を見つけた。柔らかな葉と瑞々しい緑の色は気分を何かほっとさせてくれる。芭蕉の成長は早い、あの大きな葉もそう遠くない先に見れる。外出自粛なのか散歩する人の姿は少ない。新型肺炎が終息し活気ある人の姿が見られるのはいつになるのだろうか。