日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

三つの密

2020年03月29日 | 地域

 「三つの密を自粛ください」の要請で、普段なら人出で賑わう繁華街や観光地は静かでひっそりしている、と映像が伝える。桜らが見ごろになった錦帯橋や公園へ通じる道路、花見客の安全のため車両進入禁止を報せるはずだった立て看板、裏向きにして寝かされている。周辺の道路も駐禁が公報で知らされたが、ここにも例年の表示がなし、自粛要請が効いているようだ。

 新型コロナウイルス、何かが起こりそうでびくびくしている(戦々恐々)るのは人間だけだ。公園の堀を棲みかとする鯉や水鳥は、悠々としているが、今は数少ない観光客の投げ入れる餌が水面に届くと急いで寄ってくる。この堀もまもなく花筏ならぬ花ござのように、散り桜が覆ってしまう。
 
 三密とは「密閉空間、密集場所、密接場面」、これはクラスターが発生しやすい3条件で、こうしたところへの集まりは自粛を求められている。さらに外出の自粛などが新型コロナウイルスへの対処方針として示されている。水ぬるむ春日和、堀の亀は甲羅干し、ここに三密は必要ありません、そんなことを言っているように見える。うらやましい。

 家庭で出来るコロナ対策は手洗い、うがい、マスクの励行が勧められている。2つは出来るがマスクに難儀している。2月は4億枚、3月は6億枚供給、4月は7億枚を予定という。販売店で聞くと「箱入りは入荷せず7枚入り、それもいつどれだけ入荷かはわからない。苦労しています」と大変そう。どこに6億枚は散っているのだろうか。机上の話しではマスクの仮面劇でしかない、官僚の仮面を脱いで実態把握をして欲しい。
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