いつもの様に、足の向くままに迷路のような裏通りを歩いていた。細い道からくるりと元気そうに曲がって来た小学生の男の子、出合い頭に「こんにちわ」と元気な挨拶をくれた。急いで私も挨拶を返した。続いて曲がって姿を現した母親が「突然の休校なので、一緒に散歩中です」と話す。こういう外出なら咎める人はいないだろう。
公民館の会議室は1室だけ使用中、それは私も会員になっている全市的な会の名前があり役員会だろうと思う。いつもなら空室が珍しいほど利用される施設だが、休校や外出自粛、濃厚接触回避など新型肺炎への感染予防が徹底している。新聞閲覧室、のぞいた時は無人だった。よく利用するが初めてのことと思う。
そういえば散歩やウオーキングをする人も少ない気がする。そんなことを思いながら歩く。川原へ下りる階段のところにでた。ちょっと下りてみるか、急だが手すりがあり利用する。下りはじめには見えなかったが菜の花が階段の途中に1本咲いている。人の手は介されていないだろう。道沿いではよく出会う光景。ここからだと眺めはよかろうと話しながら記念撮影する。
休校2日目、今朝、県内で初の新型肺炎感染者が確認されたと発表された。中国地方で初めて。県西部の40歳代の会社員という。九州で感染者が確認された複数の県を仕事で回られているらしいが詳細はこれからだろう。この影響で明日、予定していた山口での時間が変更になった。思わぬところに関連することを知る。