日々のことを徒然に

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桜と学校

2020年03月30日 | 生活・ニュース

 さくらと学校、なにか因果があるのだろうか。高校を卒業して社会に出るまで12年間学んだ学校の周囲には桜の木がたくさんあった。小学校の時のそれはみごとだったことを覚えている。木造校舎と隣接する運動場を囲んでいた。卒業時に歌っていた校歌に「栄えある歴史は80余年」とあったから桜の歴史も同じだろうと思う。

 かっては桜の木は校舎と道路の境界になっていた。今、そんな母校の桜は、城下町らしい白壁の内側に植えられている。樹木の大きさは在校のころの大きさにはかなわないが、今年も6年生を送り新入生を待っている。町は新型コロナの感染予防のための自粛で、せっかくの桜を見上げる人もすくなく、桜も驚いているかもしれない。

 学校と桜と言えば「サイタ サイタ サクラ ガ サイタ」という言葉に記憶がある。これは昭和の初めころの尋常小学校で使われた「小学校国語読本」に載っていたカタカナの時代。私は昭和22年の学制改革初年度入学でひらかなだった。「おはなをかざる みんないいこ きれいなことば みんないいこ なかよしこよし みんないいこ」こんな内容だった。今でも通用する言葉だと思う。

 受験生の合格発表を今年はコロナの関係もあり掲示を避けてWEB発表が多かったという。昔、地方の受験者に合格ならば「サクラサク」不合格ならば「サクラチル」という電文を使ったのは早大という。各校名文でお茶の水合格は「オチャカオル」、東大不合格は「ウメノハナチル」、北海道大学不合格は「ツガルカイキョウナミタカシ」。今年も桜は咲いたがどんな入学式になるのだろう。
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