「あいつの株が上がる」。これだけでは「あいつの持っている株が値がりする」ともとれるが、本来は「あいつに対する評価が高くなる」ことを指す。そこには、その人の何らかの行動が集団や組織の中でよい評判となった裏付けが伴う。最近の国会を見ていると上げるどころか、下げる議員のオンパレード、政治への関心を失わせる最大の原因と思う。選んだ有権者にも一端の責任があるのかもと思う。
株式の市場価格はこのところ右下がりが続く。株に手を出していないのでもっぱら日経225の平均株価でそれを知る。千円単位の値動きの日もあり、特に大幅下落した日はトップニュースになる。日経平均とは、日経新聞社が東証1部上場企業の中で業種などのバランスを考慮して選んだ225社の平均株価、と説明される。
新型コロナウイルスの世界的大流行で、日本だけでなく米国を始め各国の株価は右下がり、原油価格もこれにつれてとてつもない下落幅という。消費者にとっては価格の低下は喜ばしいが、世界的な大不況に連なる気配と心配されている。がらんとした大通りの映像を見ると株価下落による大不況を素人でも感じる。
「人の行く裏に道あり花の山」、これは株式投資の心構えという。付和雷同では大きな成功は得られない、他人と反対のことをやった方が上手くいく場合が多い意味という。不正でなければよかろう。しかし、人として官僚として、絶対にやってはいけないことを部下にやらせで己は出世したと思われる事案が再び持ち上がった。この事案、読んで、聞いて、見ていると「男の株を大下げ」した。この下げはもう戻らないだろう。