稚拙なこのブログ、先日14年目に入った。人生の糧や導になるような内容が書ければいいのだが、そんな知はなく日々のことを飾らずに書いている。パソコンの不調はあっても入院はなく、私も年相応の体力減は感じつつも、寝込むこともなく過ごせた。お陰で、ここ数年目標としている「毎日書く」目標は達せた。そこで、この1年の記載を例年の様に1冊の手作り本として作り上げた。
手作り本をつくりにはアップしたブログを本形式に変換し印刷する。両面印刷でスタートすると紙繰りがトラブルと、大きなミスを招く。そこで経験から奇数頁と偶数頁を分けて印刷する。これまではB6判で1冊がおよそ500頁前後になる。それなりの厚さになる。印刷が済めば次は製本、その前に目次や仕切り紙など準備し本の形にする。
写真は、同好会代表O氏が設計・手作りされた製本機。前項で準備できた原稿を背表紙側を上にして挟み、均一に圧し固定する。次に背表紙を糊付けする作業に入る。これが手作り製本の成否を決めるポイント。背表紙に糸ノコで深さ1㍉以上の刻みを付ける、根気よく丁寧にすることが肝心。その後に木工糊を付け乾燥させる。後は表紙を作成し取り付ける。
製本機が無ければ出来ない手作り本、これまでにもブログ集以外を何種類か手作りした。当然のこと非売品で1回に1冊から3冊ほどの我流本、それでもいい記念と喜んでいる。画家の修業時代の話として「とにかく描け」と指導受けたとある。書くほどに上手くなるとは思わないが、こうして形にすると「1年頑張った」と褒美として残る。何とかも積み重ね、元気なればこそと万のもろもろへ感謝する。