AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

アイドルは公人なのでしょうか 渡辺麻友は積極的に趣味について語るべき(ナッキー)

2012-04-24 00:00:07 | アイドル論
アイドルは公人なのでしょうか 渡辺麻友は積極的に趣味について語るべき(ナッキー)

「はじめまして、渡辺麻友です」(ヅカヲタさんからの投稿です。)という記事に、次のコメントを頂きました。

それはさておき、まゆゆはブログで趣味のことをよく話題にしますが、子供のように無邪気に率直過ぎる感想を載せるので、ネット上の一部のその趣味のファンには不愉快だ、控えてほしいとか公人としての意識を持ってほしいとか言われています。


公人というのは、公共の福祉のために仕事をしている公務員や政治家、範囲を広げても教育関係者までというのが、私が語学感覚ですが、
アイドルも、いよいよ、「公人」に昇格したのかもしれません。

一つ前の私の記事で小説の中のアイドルの発言にも、
「CSB48の私が全国放送で少しでも表情を曇らせてしまうのは、いろいろなところに迷惑が・・・そう、公共の福祉に反しますから」
とあり、アイドル自身がこういう意識を持つようになると、「アイドル=公人」説が普遍性を持つようになるかもしれません。

アイドルが公人ではなかった1980年代より、思い出したこと。

小泉今日子が、愛読書として「モモ」(著)をとりあげたところ、本の売り上げが増加した。
発言に影響力があることを、「広義の公人」と定義すると、小泉今日子も、渡辺麻友も公人。

アイドリアン(アイドルファン)としては、職業としてのアイドルとして見せるパフォーマンス(作品・企画)を鑑賞して楽しむことが第一義ですが、
私人としてどんな生活を送っているのか、趣味がなにか、どんな本を読み、どんな映画・舞台を見ているのかにも興味があります。 (生身の本人、私生活)

好きなアイドルと、同じ場所に行き、同じ本を読み、同じ映画・舞台を見たい。
作品としてのアイドルだけでなく、生身のアイドルにも興味がある
というのが、アイドルファンの心理だと思います。
以上はファンの側からの分析。

アイドル側から考えると、
私生活のどの部分を見せるか・どのように語るのかを含めて、

アイドルという作品・企画を表現していることなのである。

したがって、ファンが、表現されている(アイドルが見せている、語っている)生身の彼女の部分に興味を持っても、
それは、生身の彼女を好きになったわけではなく、作品としてのアイドルを鑑賞しているにすぎない。


だから、アイドルがどんなに公人化しても、趣味について大いに語り、ファンに「どのアイドルを好きになるか」の判断材料を与えてほしい。好きになったアイドルは、彼女の表現された私人の部分をできるだけたくさん知りたい。

私は、アニメと宝塚は守備範囲外。だけど、アニメファン友人、ヅカファン友人に、まゆゆの面白い発言を教えてあげています。
まゆゆがブログに書いてくれるからこそ、アイドルという狭いジャンル以外の文化に少しでも触れる楽しみが広がっていく。
渡辺麻友は積極的に趣味について語るべき


ナッキー

小泉今日子「モモ」現象の解説より、引用します。一部読みやすく変更しました。

1987年、モモ現象起きる。小泉今日子の愛読書は『モモ』だ。と一言、新聞掲載されたことから、日本におけるミヒャエル・エンデの株価が急沸騰、『モモ』は異常な売れ行きを示すことになった。
サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』も愛読書と言い出し、「言ってみたかっただけ。ほんとは読んでない」そうだが、しっかり売上に貢献した小泉さん、おそるべし。

小泉今日子が好きな本! と言った瞬間から、『モモ』も『ライ麦』も急にきらめき出して、ものすごくいいもののように思えてくる。特に小泉今日子のファンでもない私でも感じてしまう光だ。これぞアイドルというものなのだなと思う。

モモ現象、ライ麦旋風の影では目立たぬ功績となってしまったが、小泉今日子さんはある時期、雑誌『an・an』に連載を持っていた。毎週一つのエッセイにつき一枚のポラロイドが添えられて届くそのコーナーは、やはり人気を博した。単行本化された時も、可愛いパンダの表紙も含め、わりと話題になっていた気はする。本のは読んでいないが、連載中のエッセイはたまに見た。読もうとしていないのに、何となく目の端に引っかかった。他の掲載者だって、同じようなスペースをもらって同じように文章を書くのに、小泉今日子さんのそこだけが特別に光って見えるのは不思議だった。
実は、歌も演技もあんまり見たことのない小泉今日子さん。だけど、こういう影響力を及ぼすことのできるあたりが、アイドルである所以なのだろうなぁと思う。

感想:小泉今日子のように、文化に対する影響力をもったアイドルは、数少ない。アイドルを芸能人まで広げても、そんなにいないだろう。渡辺麻友には、このレベルを目指して欲しい。
コメント (1)
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