AKB48 チームBのファンより

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指原莉乃 「ミューズの鏡」舞台挨拶4 女優について(総選挙分析ライター)

2012-10-03 12:00:00 | チームA・チームK・SDN48
指原莉乃 「ミューズの鏡」舞台挨拶4 女優について(総選挙分析ライター)


劇場版「ミューズの鏡」マイプリティドールの初日(9/29)の指原と福田監督の舞台挨拶では、指原の役柄が天才女優向田マキということなので、当然ながら「女優」論について話が及んでいる。

だが、指原は、「ミューズの鏡」TV第5話の特別編「福田雄一との対談」で持論を展開していた域を出ていない。すなわち、「わたし、女優じゃない」、「やらせてもらえるのなら、もちろんやりたいけど。自分で「私、女優になりたいんです。どや」みたいのは言えない」という発言は2月の時となんら本質的に変わっていない。受身で女優の仕事に挑戦はするが、主体的に女優になろうという気持ちはまだないようだ。

それは福田監督の「(指原は)うまくなろうという努力をしない」、「セリフとかは覚えてくるが、空き時間とかでセリフを練習するとか、僕に質問してくることは一切ない」、「ほかの女優さんは自分なりの色とかなにかしら女優としてのアピールを入れてくるんですが、そこはなんにもしない」との発言にも現れている。

主体的に取り組んでいないから文春スキャンダルの影響で最後の撮影が空いたときに、すっかり「ど素人」に戻ってしまい、指原本人も福田監督もびっくりしたと話している。


<筆者のメモより>
(司会)ここに集まったお客さんというのは、実はチケット販売開始から15分で完売した。
(指原)えー、そうなんですか。
(福田)すごい。
(司会)その15分のうちにお買い求めた皆さんです。
(指原)でも、大分県のやつはめちゃ余っていた。お母さんがめちゃ買ったって言っていた。
(観客)爆笑。パチパチ(拍手)
(指原)お母さんは友達と来ると言っていた。だから余っているんです。大分は人口も少ないからしょうがないかな。
(司会)でも、皆さんは期待感で満ち溢れていますよね。
(指原)やった。
(観客)パチパチ(拍手)
(指原)まだ、見ていないですよね。まだ、見ていない人ばかりだと言いたくなってきますよね。しゃべりたいな。何か。
(司会)こういう部分を是非みていただきたい。そこは?
(指原)あー。
(福田)指原莉乃が整形していないというところがわかるんじゃないかな。
(指原)そうですよ。なんにも変わっていないのに。
(司会)先ほどの舞台挨拶のときに福君が来てくれまして、福君に監督が仕込みまして、福君が「さしこ整形してるの?」と聞いた。
(観客)爆笑。
(指原)びっくりしました。息が止まった。
(福田)福君と長いんで、ちょっと下準備をした。ちゃんと僕がふるから「さしこ整形してるの?」って聞けと。
(指原)してないのに。
(司会)その福君から、あの天才子役の福君から指原さんは天才だと。
(指原)そう、多分ばかにしていたんだと。
(観客)爆笑。
(福田)明らかに顔が馬鹿にしていた。
(指原)くやしいなぁ。
(福田)だって何一つできない、劇中。
(指原)してますよ。ちゃんとしてるのに。
(司会)監督から見て、女優指原莉乃はどういう女優ですか?
(福田)まだ、女優と思っていないところがありますね。
(指原)そうですよ。わたし、女優じゃないもの。
(観客)笑い。
(福田)こんなに女優やりたくないと言っていて、映画まで主演していて、とんでもない子だと思うんですけどね。
(指原)なんで。違うんですよ。やらせてもらえるのなら、もちろんやりたいけど。自分で「私、女優になりたいんです。どや」みたいのは言えない。口が裂けても言いたくない。
(福田)あと、努力をしないです。
(指原)そんなことない。努力のかたまり。
(福田)うまくなろうという努力をしない。
(指原)そうですね。わたし練習というのはできないタイプなので。
(福田)セリフとかは覚えてくるが、空き時間とかでセリフを練習するとか、僕に質問してくることは一切ない。
(指原)そうなんですよ。
(観客)笑い。
(指原)なんか、覚えることに精一杯じゃないですか、覚えて、私、周りが本物の人たちだから絶対間違えられないじゃないですか、だからセリフは絶対間違えないように覚えたらOKだと思ってしまう。
(福田)そうですね。だからセリフ発表会のようになってしまう。
(観客)爆笑。
(指原)噛まなかったらOKみたいな。
(司会)そこに動きが入ってくるんですよね。
(福田)そうですね。ですがそこはやってくれますね。ただ、そこに色をつけてくることをしないんです。僕がこうやってと言ったらそのまんまをやるだけなんです。そこが非常に好きだったんですよね。
(指原)秋元先生からまな板の例の話。
(福田)あーもういい。もういい。
(観客)笑い。
(指原)まな板の話をよくされます。まな板の魚は何かを私は忘れてしまったのですが。
(司会)まな板の鯉?
(指原)まな板の鯉か鯛かどっちかだと思いますが。
(観客)笑い。
(指原)それになれという話を。
(福田)本当に序盤で蝉のエチュードをするシーンがある、蝉をこんな感じでやってくれ、と言ったらそのまんまでしかやってくれない。
(指原)そのまんまが大先生が考えてくださったやつだから、すばらしいのです。
(観客)笑い。拍手。
(司会)なるほど。大監督だから。
(指原)そう。
(司会)まずはその演技指導に答えようと。
(指原)そうです。そのとおり。
(福田)なるほどね。ほかの女優さんは自分なりの色とかなにかしら女優としてのアピールを入れてくるんですが、そこはなんにもしないんですね。
(指原)なにか、多分演技できないですよね。昨日見てて思ったんですが、すごく演技がへたなんですよ。
(司会)そうなんですか? 
(指原)演技がへたで笑っちゃった。
(司会)えー。僕も昨日の夜見たんですがすんなり入れましたよ。
(指原)えー。そうなんだ。わーい。
(福田)半年間やっていたんで、中途半端にはうまくなった。
(観客)笑い。
(福田)本当はこのひとのへたさを笑うドラマだったので、うまくなっちゃったときにどうしようかなぁと思ったんですが、映画の撮影時期がちょっと空いた時期があったら、すごくへたになって戻ってきた。
(観客)笑い。
(福田)そこはありがたかった。
(指原)そこを見てほしい。たぶん54分ぐらいから始まる。
(司会)クライマックスを迎えるところでへたになっているのですか?
(指原)一番最後の楽屋のシーンなので覚えておいてください。だからみんなで、ここ、ここと言ってくださいね。それがマジで死ぬほど下手なシーンなのですよ。
(福田)本当にど素人になって帰ってきたのでびっくりしました。


以上


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オズの魔法使い、ミューズの鏡、僕の太陽、文化の断絶か飛躍か(ナッキー)

2012-10-03 00:00:00 | 映画・芝居・ミュージカル・ドラマ
オズの魔法使い、ミューズの鏡、僕の太陽、文化の断絶か飛躍か(ナッキー)

先週の金曜と土曜の2日間で、三つのエンターテイメントを鑑賞しました。
ミュージカル、映画、コンサート、異なるパフォーマンスを三つ。
場所は、横浜、新宿、秋葉原。
共通点は、AKB48(増田有華、指原莉乃、研究生)。

オズの魔法使いは、レベルが高かった。
増田有華ファンだけでなく、ミュージカルファンが、スタンディングオベーションで評価したからだけでなく、私自身のつたないミュージカル鑑賞経験からしても、観客を感動させるという観点で、なかなかのものでした。
観客みんなが、エンディングで立っているのに、腕を組んで坐ったまま、醒めた目で増田有華だけ見ていた私が異質な感じ。

私が昨年の4月にロンドンで見たオズの魔法使いとほぼ同じ内容・脚本でした。1年半前の記憶なので、自信はありませんが、ロンドンでは、ドロシーが悪い魔女を倒して、奴隷たちが解放された時に、「ハレルヤ」と歌って盛り上がるシーンは、なかったか、短かったと思います。
横浜では、「ハレルヤ」と歌って盛り上がり、この曲をアンコール的にエンディングで歌い踊り、出演者が観客席に出て、ハイタッチをするという演出までありましたが、ロンドンではなかった。

ロンドンのオズの魔法使いは、家族連れで、子供が楽しむミュージカルで、子供向けだったから、ドロシー役の女優も、実年齢がドロシーと同じか若いのに、背伸びをしている感じ。女優と観客の年齢を近づけ、子供の観客が感情移入できるようにしているのか、と今から考えると思います。
一方、21歳になったばかり増田有華は、大人なのに子供を演じているので、役者として演じきれるかというのが、一つの見所。
演じきったという点で、増田有華は勝っていました。私の感想は、

舞台に立っていのは、確かに、増田有華なのだけど、
そこにいるのは、私がAKB48のシアターで見ていた「増田有華」ではなく、
ドロシーを演じきっている『増田有華』である。

実在する増田有華本人と、AKB48メンバー(=アイドル)としてファンを楽しませてきた「増田有華」と、フィールドの異なるミュージカル女優しての『増田有華』の間には、ある意味、断絶があると感じました。
これを、「増田有華」から『増田有華』への成長(文化的に飛躍した)ととらえるのか、
「増田有華」は面白いけど、『増田有華』はつまらないと、唯アイドル史観(マルクスの唯物史観を援用)をつらぬくのか、それは、個人の感性によるでしょう。
私は、文化・芸術には興味がなくアイドルだけが好きという教条主義なので後者。昨日モニターで見た「増田有華」は好きだけど、『増田有華』は退屈でした。

ロンドンで、オズの魔法使いを見た時、エルトン・ジョンのグッドバイ・イエロー・ブリックロード(私が知っている数少ない洋楽)は、オズの魔法使いのオマージュなのだと知った。ロンドンでこれに気がついた時と同じシーンが出てくるのか、セリフに注意していたのだが、日々のモニター観戦と仕事の疲れからか、うとうとしてしまったようだ。

作品としてのオズの魔法使い:文化としてのレベルが高く、誰が見ても(出演者のファンでなくても)文化・芸術として楽しめる作品。
作品としてのミューズの鏡:出演者のファンでないと、楽しめない可能性が高い、その意味で普遍的ではない作品。
作品としての僕の太陽、研究生公演:誰が見ても楽しめるほど普遍性が高いとは言わないが、アイドルのパフォーマンスとして、こんなに面白いものはない。

ナッキー

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