AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

『GO!JET!GO!GO!』初日を観戦。日常を忘れる幸福な時間。(ときめき研究家)

2012-10-27 08:24:34 | ときめき研究家
ナッキーさんと同じく、浦野一美と平嶋夏海が出演する『GO!JET!GO!GO!』初日を観戦した。

『GO!JET!GO!GO!』は、古いアメリカのポップス満載のミュージカル。「サマサマ」というバーが舞台、主要な登場人物は同じ、50年代ポップスを歌いながら進むドタバタコメディーという枠組みは同じで、これまでも違うストーリー、違うキャストで何回か上演されてきたようだ。
今回のストーリーは、主人公JETが、店のマスターの妹アカネに告白しようとするが、邪魔が入ってなかなかできないというもの。ストーリーよりも、間に挟み込まれたギャグと、歌・踊りを楽しむ舞台だ。

浦野さん、平嶋さんともう一人の女優さんは、店の常連客3人娘役で、ストーリーの本筋には直接関係ない狂言回しのような役回りだが、歌は一番多い。最初から最後まで舞台に出ずっぱりなので、舞台の端っこでもずっと観ていることができるのはファンには嬉しい。

登場する役者全員が、歌って踊る。もちろん全て生歌だ。当たり前のことだが、臨場感があって、楽しい。多少音が外れても、どうってことはない。
有名な曲ばかりのようなので、ふだん洋楽を聴かない私でも、どこかで聴いたことがある曲が多かった。しかし、劇中一番盛り上がったのは、日本のミュージシャンの意外な曲(ネタバレなので伏せます)だった。注文をつけるなら、パンフレットに劇中歌のリストくらい掲載してほしかった。

浦野さんは、見るたびに若々しく、可愛らしくなっていく。
それにしても手足の細さは尋常じゃない。誇張ではなく、平嶋さんの半分ほどしかない。その身体で、相変わらずメリハリの効いたキュートな動きを見せていた。
彼女にとってSDN48での2年間は、決して本意な活動ができた訳ではないだろう。しかし、そんな中でもいくつかの舞台出演の経験を積んだし、お菓子作りという独自路線も見い出した。今年は渡り廊下走り隊の暫定メンバーとして目覚ましい活躍を見せた。そして、そのどんな活動の中でも、可愛げのあるKY感、臆面のない「見て見て」感と言うべき、彼女らしい個性を発揮していたと思う。
『中野ブロンディーズ』でチアリーディングをしている時も、『姉妹どんぶり』の歌唱で渡辺麻友と堂々と渡り合っている時も、今回のサキ役で弾けている時も、変わりない彼女自身の個性を確立させている。それはもう完成の域に達していて、広く世に認められる時を待っている。
カーテンコールで観客からの誕生日のお祝いに、「16歳になったけどよろしく」と咄嗟のジョークで沸かせた回転の速さには感服した。

平嶋さんは、1回目のカーテンコールで、指名されて挨拶をした。ようやくファンの前に戻って来られた喜びを噛みしめているようだった。2回目のカーテンコールでは、堪え切れず盛大に涙を流していた。
この日を待ちわびて大勢駆け付けたファンからは「おかえりなさい」の声もかかり、愛されているのだなと実感した。浦野さんはじめ共演者たちも、暖かく見守っているようだった。

その他の役者さんも皆個性的で、全員に見せ場が作られていた。美里役やメグ役の役者さんも、短い登場時間の中で強烈な印象を残していた。つまりは脚本も良かったということだろう。
マスター役のミスターちんがベテランらしく舞台全体を制御していたが、浦野さんはその相棒としてストーリーを活き活きと牽引する役目を担っていたと思う。

日本のアイドルポップのスタンダードナンバーで、このようなミュージカルが作られる日がいつか来てほしい。
南沙織や天地真理、山口百恵や桜田淳子、キャンディーズやピンクレディ、松田聖子や河合奈保子、中森明菜や小泉今日子などのヒット曲がふんだんに盛り込まれた舞台を、現役のアイドル達が演じるミュージカル。そんな企画があれば、ぜひ観たいものだ。私に才能があれば、自ら脚本を書いてみたい。
ユーミンの曲だけが劇中歌として歌われる舞台が最近あった。実際に観てはいないが、昔からのユーミンファンには楽しめる舞台だっただろう。そのアイドル版のイメージだ。
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3日目GO,JET!GO!GO!、3回目の観劇(ナッキー)

2012-10-27 00:00:22 | 平嶋夏海
3日目GO,JET!GO!GO!、3回目の観劇(ナッキー)

3日連続、浦野一美と平嶋夏海の舞台を見ました。
このお芝居は、挿入歌を歌って、踊る場面が多いので、まるでAKB48の公演を見ている感じにおそわれます。
生で歌っているところは、AKB48と違うけれども。

そして、芝居であって、ミュージカルではない。
ミュージカルは、劇の一部を歌で表現するのに対して、
GO,JET!GO!GO!は、芝居の中で、登場人物が歌を歌う場面がある。

平嶋夏海が演じる「美月」という女の子は、三人組の歌好きグループで、一番歌が下手であるという役。

主人公ジェットの妹メグが、三人の歌を下手くそと罵倒したシーンの直後、
早紀(浦野一美)が、美月(平嶋夏海)を指さして、「下手くそなのは、こいつだけ」
美月が「言わないで」と返すシーンは、歌が下手な役を演じている平嶋夏海。
現実にも「歌が得意でない」平嶋夏海を知っていると、私小説のように感じるのです。

一昨日と昨日は当日券・補助席で左端。今日は前売りで右から二つ目。9列目とやや後方でしたが、ステージより高いので、舞台全体がよく見えました。

浦野一美・平嶋夏海は、冒頭で歌を歌います。そして最初から最後まで出演しっぱなし。、セリフのないシーンでは、舞台右のソファー(さまさまというバーの椅子)に座って、出演者のセリフに反応している。今日はそこがよく見えました。
このブログが始まった2008年6月の一か月後に書いた「隅っこでひたむきにダンス」という記事を思い出しました。(文末に引用)

芝居が終わっての舞台挨拶。
司会は、マスター役の男優。
主役ジェット役の男優が指名されて挨拶。
ジェットの友人大地役の男優が指名されて挨拶。
美月役の平嶋夏海が指名されて挨拶。
平嶋夏海:今日のトピックスは、私が一番汗をかくところで、マスターがいつもより多く入れて、
(補足:踊りで汗をかくのではなく、緊張して汗をかく)(舞台上手のマスターからカクテルを受け取り、下手のジェットに届けるシーンで)
平嶋夏海:もう、どうしようかなと思うくらい(緊張して)
平嶋夏海:ジェットも、(いつもと違って)ちょっとしか飲まないで、
浦野一美:人のせいに、すんなよ。 (この話題はここでおしまい)

平嶋夏海:もう一つのトピックは、(最後の歌で)シンディがいきなり歌うのをやめて、
浦野一美:(芝居だとうことを忘れて)コンサートのようになってしまいました。
平嶋夏海:(観客席で)何が見えたの
浦野一美:(ケチャの振りをして)こういうの
浦野一美:まばらだった。
浦野一美:(客席に)ちゃんとやれよ。
司会: ここ壁だから。

補足1:劇中、三人は、(客席に向かってではなく)壁に向かって歌っている、というセリフがある。
美月(平嶋夏海)の「知らないお客さんの前で歌いたいの」というセリフもあった。

補足2:最後の一曲、早紀(浦野一美)が歌でソロ。
歌詞「世界中の愛を」(客席に)『何だ、それ』
早紀という役を演じている浦野一美が、ふと、AKB48(SDN48)のメンバーに戻ってしまった。ナッキー


(引用開始)**************************
私は、B1st青春ガールズから劇場に通い始めましたが、一人でも多くの人にAKB48の魅力を味わってもらいたいと思うので、いろんな友達を誘います。アイドルを中心にコンサート・ライブには、AKB48のファンになるずっと前から、いろいろと見ています。好きな歌手・グループができてから、そのライブに行くというのではなく、とにかく片っ端から全てのアイドルのライブを見たいというタイプです。

AKB48と、それ以前のアイドルとの違いは、

(1) それ以前のアイドルは、アイドル好きな人は誘うこともあったけど、アイドルに関心のない人を誘ったりしなかた。でも、AKB48は、アイドルが好きかどうかにかかわらず、いろんな人に見てもらいたい。

(2) それ以前のアイドルは、人を誘うにも、コンサートの数が少ないので、スケジュール調整は難しい。AKB48は毎日公演しているので、誘う人と私の都合があえば(そして、メイルが当選すれば)いつでも見に行ける。そうやって、一緒に見に行った友達の一人から、「歌を歌わずに、隅っこで、ひたむきにダンスしているメンバーの姿がよい」と指摘されました。私は、ステージ中央だけでなく、隅の方まで見ていますし、(何回も見ているので見るたびにいろいろと見方を変えている、座る席によってはセンターが見えないから)、まさに、これがAKB48の面白さだと分かっていましたが、他人から指摘されると新鮮に感じました。(引用完了)
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