京都府内にもフェロシルトがうめたられたことが先日明らかになりました。
続いて、愛知県豊田市でも新たに発覚。
岐阜県土岐市泉町では報告の7倍の約3万トンと判明しました。
● 京都府内
京都府内でもフェロシルト・埋め立てが明らかになりました。
2001年中に埋め立てに使われたとのこと。約72万トンのうち、約5万6千トン。
「石原産業の経営企画管理本部長は『加茂町で使用されたフェロシルトは不正混入前の製品とみられる』と話している」と報道されています。
これって、おかしくない??
三重県のリサイクル認定が2002年。この認定以降「堂々と埋め立てに使うことが容認」された訳です。石原産業は「不正混入以前だから」と問題をごまかしたいのだろうけれど、私たちから見れば、百歩譲ったとしても、「産廃の不法投棄行為」に何らかわりはありません。
なんと悪質な企業論理。
2005年10月25日・朝日
フェロシルト、5万6000トン埋設 京都・加茂町のゴルフ場
「化学メーカー石原産業(大阪市西区)の土壌埋め戻し材「フェロシルト」が埋設された土地から環境基準を超える有害な六価クロムが検出された問題で、愛知、岐阜、三重県と京都府で販売されたフェロシルト計約72万トンのうち、約5万6千トンが同府加茂町のゴルフ場で使われていることがわかった。石原産業は、土壌調査で六価クロムは環境基準を下回っていたとしているが、「ゴルフ場側と協議した上で、可能な限り自主回収する」としている。
加茂町と石原産業によると、加茂町高去のゴルフ場「加茂カントリークラブ」で、01年10月にコースの改造工事をする際、約5万6千トンが土中に埋められた。工事は同年12月で終わった。
今月2日に同ゴルフ場主催の地元説明会があり、住民は全面撤去を要求。この席で、同社は自主回収する方針を明らかにした。住民は3日に、町は14日に同ゴルフ場に対し、全面撤去を求める申入書を提出している。町産業生活課は「住民が安心して生活を送れるよう全面撤去を申し入れた。今後は府と協議しながら進めていきたい」としている。
フェロシルトをめぐっては、愛知、三重、岐阜の3県で埋設された土壌から六価クロムなどの有害物質が検出されている。同社によると、四日市工場で02年1月以降、酸性の廃水がフェロシルトに不正に混入されていたことが内部調査で判明している。
石原産業の炭野泰男・取締役経営企画管理本部長は「加茂町で使用されたフェロシルトは不正混入前の製品とみられる」と話している。」
● 愛知県豊田市
11月2日の豊田市の発表では、豊田市内に一ヶ所、新たにフェロシルトが埋設されていることが石原産業から伝えられた、といいます。市が搬入業者に確認したら2003年9月ごろ800から1000トンを運んだ、ということです。
豊田市内では3カ所目。
● 岐阜県土岐市
岐阜県土岐市泉町で埋め立てられた量につき、当初報告の約4000トンの7倍を越す約3万トンであることが石原産業からの報告で、2日、明らかになりました。
石原産業の言い分は「岐阜県では業者による転売があり、掌握し切れていない部分がある。転売しないよう指導してきたつもり。」
土岐市内では2ヵ所が明らかになっています。
量の概ねの確定すら、まだまだ先になりそう。
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