11日、愛知県もフェロシルトを産廃認定したことが報道されています。
そして、愛知県内の撤去に順番をつけるという大胆なことの公表もあったようです。
岐阜県は来年2月末とするらしいことが報道されていますが、順番をつけるかは不明。
もちろん愛知・岐阜の撤去命令の期限がただちに全体の撤去順をあらわす、というわけではありません。
偶然ですが、私は三重県知事が責任をもって納得できる基準で速やかな撤去順を決めるよう求めるべきと考えているところです。
なお、愛知県の「さみだれ撤去期限」の悠長さに住民が納得できるわけはなく、岐阜県の来年2月末も同様の評価です。
● 撤去にさみだれ期限をつける愛知県
「撤去期限は、検出された六価クロム濃度が高く、今月17日に撤去開始予定の同県瀬戸市広之田地区は来月31日、数千トン程度と比較的少ない4カ所(瀬戸市南ヶ丘町、尾張旭市城山町、日進市折戸町、長久手町前熊)は来年2月28日とする。県内で唯「オオサンショウウオが自然繁殖する同市北丘地区は埋設量が10万トン後と多いが、フェロシルト流出を防ぐため、梅雨前の同5月15日を期限とする。
約15万トンと最大の埋設地、同市幡中地区は同8用15日までの撤去を命じる。
県内では土地造成などで11カ所に計27万㌔のフェロシルトが使用され、名古屋市豊田市の各1ヵ所は撤去され、9カ所は撤去が済んでいない。」(12日の朝日、毎日、読売同旨)
● 環境省による三重県聴取
「三重県がフェロシルトをリサイクル認定、実態は産廃であるフェロシルトの製造・出荷を後押ししたことに対し各方面から批判の声が上がっている。このため環境省は、認定の経緯や問題発覚後の対応などについて県から直接、事情を聞くことにした」(12日中日)
いろんな意味で、来週15日火曜日の三重県知事の定例会見における報道の記者の質問と回答がますます注目されるようになってきました。
● ずっと以前に投棄した京都も、札束つけて渡した
京都府加茂町のゴルフ場に2001年中に約5万6千トン埋設されたフェロシルトについて、「石原産業は販売価格を大幅に上回る1トン当たり3千円程度を運搬費として中間業者に支払っていたことを明らかにした。」(12日朝日)
発覚時、「石原産業の経営企画管理本部長は『加茂町で使用されたフェロシルトは不正混入前の製品とみられる』と話している」と報道されていました。 11月3日ブログ
さみだれ公表はやめてください、石原さん。
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