昨日11月5日午前、三重県が三重県警に石原産業と関係者(=元工場長)を告発しました。
特に興味あるところを、報道から拾いました。
「石原産業は2003年から今年初めにかけ、処分業の許可がない同県四日市市の業者に処理を委託した疑い」
● 東海三県行政など
「三重県警、告発受け あすにも捜索」(6日読売)
「刑事告発の方針を固めた岐阜県は、不法投棄での告発も視野に入れ、法的な作業を詰めている。委託基準違反で告発する場合は三重県警に、不法投棄の場合は岐阜県警に告発する見通し。不法投棄は法人に対する罰金が一億円以下で、一千万円以下の委託基準違反と比べて重い内容となっている。」(6日中日)
「岐阜県は・・措置命令を優先していたが、刑事告発と平行させることで、より効果的に全量撤去につなげたい考え」(6日岐阜)
「愛知県は告発より撤去命令を優先する方針。・・石原産業に有害性の事実確認の追加報告を求めた」(6日朝日)
● 石原産業
「同社は告発を受け『このような事態に至ったことを重大かつ厳粛に受け止め、今後の捜査に誠実かつ真摯に対応する』とコメントを出した」(6日毎日)
※ 「石原産業」 本社は大阪市で、農薬事業が収益の柱となっている。塗料や印刷用インキの原料となる白色顔料に使う参加チタンの生産では世界有数。従業員は約1000人。三重県四日市市、シンガポールなどに工場がある。売上高はは2005年3月期の連結ベースで965億円。
● 報道機関の取材に対するコメント
「三重県桑名市の小川満美市議は処分場のめどもつき、撤去が進んでいくスケジュールが明確になったと思う。一日も早い撤去を』と同社や三重県に求めた」(6日岐阜)
「兼松さんは、委託基準違反での告発について『大事な点が欠けている』 『有害な六価クロムがあることを出荷時に認識していたかどうかが根本の問題』」(6日中日)。
「吉川さんは、『行政がもっと早く対応していれば、ここまで広がらなかった。リサイクル認定した三重県の責任も非常に重い』」(6日読売)。
とりあえずは三重県警に期待するしかない、というところ。
実は私は、このような企業犯罪は、地検の特捜に動いて欲しいと思ってきました。
ずっと前、岐阜県内での大規模廃棄物処分場計画と町長襲撃事件、それと業者に関して、その告発についての事前の感触は良好でしたから・・・
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