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てらまち・ねっと



 フェロシルト以外にも、廃棄物や住民の意識に関する岐阜県と三重県の対応の違いがある一例を紹介します。
 岐阜市では、2004年春に発覚した産業廃棄物の不法投棄事件 (岐阜市の同問題のページ) が社会問題になりました。 (なお、私が重要部分を組みなおしてリンクしたページ(途中まで))
 その影響でしょう、岐阜市とすぐ北の山県市の境で、「建築廃材をチップにして堆肥化する」という業者の扱量が格段に増えました。
 このチップが、知らない間に、農地にたくさん堆積されました。その量は2万立米とも。
 私が2004年12月山県市議会で一般質問通告したら、県が農地法違反で指導に入りました。質問後 (読み易くした04年12月議会の会議の記録) も、山県市と県が業者の「業のしかた」や「堆積物をどう利用・販売などしていく計画か」などを厳しく問うたところ、業者は翌1月に実質、自己破産。 (同05年3月議会記録(時間ぎれで詰めナシ))
 何という逃げ方!!  建築廃材チップの投棄

 当時、環境省に聞いたら、過去に堆肥名目で放置した例がいくつかあり、再利用しなくなったらそこで産業廃棄物になる、というような妙な理屈をいいました。 
 廃材やボードを野原や農地に放置したら「不法投棄」になり、チップにしたら「再利用」なんて、許されるのでしょうか?

 私が、Webページやブログに報告していたら、隣県の住民の方から連絡が来ました。まったく同じ問題があって困っていると。
 ところが、行政対応は全く違いました。業者を問い詰める岐阜県、問題ナシとする三重県。

 しかも・・・今年のアスベスト対策から見直すと、建築廃材=壊した家の材などですからアスベストの不安もつきません。
 一体どう評価されるのでしょうね、「建築廃材チップの堆肥化事業」。
 ここだけでなく、全国でとめて欲しい。

 当時、Webページに掲載しましたが、事案を風化させないために、そして全国の警鐘とするためにも・・・ブログの方がアクセスや閲覧がはるかに多いので・・・そんな目的で、この記事を投稿します。
 昨年末ころの山県市とチップ工場(トラックで持ち込んだ廃材を大型の破砕機で細かくするだけ)
 どうみても、新建材やボードも混ざっている様子。

岐阜市の建築廃材のチップの破砕場

1. 搬入された廃材 
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)


2. 同

3. 場内で数カ月たい積されたチップ 

4. 同 

5. 破砕場の奥にはシートで包んだたい肥の山 

6. 岐阜市の許可の証 


山県市伊自良地区の大森地内-1
7. たい肥の横の看板。左は住宅 

8. 同 

9. 同 

10. 累々と積まれたたい肥の山 

11. 同 

山県市伊自良地区の大森地内-2
12. 民家の直近 

13. たい肥の横に、破砕直後のものを広げている 

 同 大森地内-3
14. 住宅地域 

15. 重機でかくはん 

16. 民家の直近 

 同 藤倉地内-搬入作業の状況
17.現地の東端にダンプが到着 

18.後ドアを開ける 

19. 投入 

20. 同 

21. 同 


 同 藤倉地内-投入直後のもの
22. 稲刈り後の水田に入れた 

23. ダンプから降ろした直後。破砕は粗い 

24. 同 

25. 同 

 同 藤倉地内-投入直後のもの。固形物や金属も
26. 板切れや柱の端なども 

27. 同 

28. 同 


 同 藤倉地内-チップで造成した上にたい肥をもってきた
29. 他所からもってきた熟成途中のたい肥 

30. 同 

31. 奥は熟成途中のたい肥。手前は造成用のチップ 

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