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てらまち・ねっと



 フェロシルト問題、昨日は注目の三重県議会常任委員会での石原産業社長らの参考人招致
 これを区切りに週明けから警察も操作に入ると見込まれるので、一層注目されたようです。
 私も、県議会のインターネット・ライブで実況を見ました。
 招致決定したりその公開性は高く評価できるとしても、この日の議論の中身は、同じ議会人という観点では、「なんと、たるい」「せめて新聞記事を駆使すれば」・・・というのが率直なところ。
 なお 三重県・よろずやさん は、私とは違う評価のようです。
 今朝の朝刊はさまざま、かつ、結構 全体が見えて来るので、拾ってみます。

◆一面の見出しの比較
 ・朝日トップ 「来週半ばにも強制捜査」「三重県警方針 処理法違反容疑」
 ・読売 「来年9月までに撤去」「上層部の関与否定」
 ・毎日(写真いり) 「「会社ぐるみ」否定」「来秋までに撤去方針」
 ・中日 「一両日中にも刑事告発」 「三重県「石原産業は産廃認識」」

◆社会面の見出しの比較
 ・朝日トップ 「社長『会社ぐるみ』否定」 「市民団体『ひとごと』批判」
 ・読売トップ 「社長、淡々と『任せ切り』」 「『報告も』全面否定」「チェック機能欠如 露呈」
 ・毎日トップ 「 市民『素人談義だ』」 「三重県議は勉強不足」
 ・中日トップ  「聞いていない、記憶にない」「社長 疑惑否定に終始」「処分料でなく運搬費」
 ・岐阜トップ 「会社ぐるみ全面否定」「社長 主張変えず」「元工場長の独断」

◆逆有償
 ・朝日 「同社が購入価格の20倍以上の金額『用途開発費』等の名目で業者に金を払った金額は実質的に産廃処理用だったと見ている」
 ・読売 「輸送費を払って商品を届けるのは合理性がある」
 ・毎日 「通常の商行為。産廃との判断には異議がある」
 ・中日 「石原産業は子会社『石原テクノ』を通じ、1トン当たり150円で販売する際、逆に1トン当たり平均3000円を支払う『逆有償』を行っていた」  「無許可業者に処理を委託」 「中間4社に報告命令 愛知県『逆有償性』解明へ」
 「常任委後の記者会見でも・・『運送費を払っても引き取ってもらう方が安い』と口を滑らせ、事実上の産廃引き取り料であることを認める発言」

◆捜査
 ・朝日 「取締役会議事録の提出を拒むなど同社が非協力的な姿勢・・県警は事実関係の解明には関係書類の押収が不可欠・・捜査員100人以上の態勢出一斉に捜索する」
 ・中日 「一両日中にも刑事告発」 

◆撤去 
 ・毎日 「来年9月までの全量撤去が可能かは不透明」
 ・中日 「来年9月末めど 東海三県分回収 計画書」

◆傍聴者の感想
 ・読売 「県議から『まるで他人事だ』とヤジが飛ぶ場面もあった」 
 ・朝日 「社長の態度はひとごとのようであきれ果てた。こういう体質が四日市公害を引き起こし、今度はフェロシルトをつくった」 「元副工場長が個人がすべてを行ったはずはない。ここに来ても会社ぐるみの関与を否定するなんて。捜査に委ねるしかない」
 ・毎日 「三重県は石原産業に依存している。『パートナー』と話す県議もおり、不正が解明できるわけがない」 「県議が勉強不足で素人談義。石原産業側はほっとして帰っていったのでは」

◆新たな埋設場所
 各紙 「埋設、名古屋でも。名古屋市名東区、瀬戸市、日進市で新たに。愛知県内で11カ所になった」

◆現地の撤去作業
 各紙 「土岐市泉町で3万トンの撤去開始。」 「住民確認」

◆1年半前に明になった岐阜市椿洞の産廃不法投棄のうごき
 ・朝日 「岐阜市「70社に撤去要請。(50数万トンのうちの)約7700トンに上る」」
 ・読売 「70社に自主撤去要請」「応じない場合、撤去命令も出していきたい」
 ・中日 「自主撤去を継続 岐阜市が姿勢示す」
  「処理案は◇全量撤去◇残置◇一部撤去の3案の計5案」
  「『年内に方向性を打ち出す』とした市長の姿勢をただす」
 ・岐阜 「全量撤去の場合、国庫補助金は一部」
 
 なお、岐阜市(長)の動きの不透明さ、不決断に市民はいらだってたいるようです。
   参考 岐阜市の不法投棄(最近、更新していなくてゴメンなさい)
 
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 (余談) この問題が急展開した10月中旬ころのYahooのフェロシルトの検索では約9万件のヒットで、私のがトップに出てきて驚きました。その後何回かみたら下がったりしていて、「変動している」んですね。へぇー、と思いました。
 今朝、また見たら、全角カタカナの「フェロシルト」で26万件の2番目、半角カタカナの「フェロシルト」で32万件のトップでした。半月でこれだけインターネット界のデータが増えたことに驚きます。

 (さらに余談) 以前、詳しい人に半角カタカナ文字は、インターネットの世界では正常に認識されない場合があるから、カタカナは常に全角にするよういわれました。(私が使っている)ホームページビルダーのソフトでも、半角カタカナ文字は修正のチェック対象になっています。ご注意を。



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 今日と明日は、議員や候補者の勉強会です。
 今年は岐阜で行っているので、少し楽。
 来年は名古屋で年4回・各1泊2泊で行うことになりそうな方向です。
 無党派・市民派の自治体議員が一人でも増えてほしいと願っての講座です。
 主催は 「女性を議会に 無党派・市民派ネットワーク」(略称「む・しネット」) 
 私は、単に、雇われ講師です(笑)

第3回「M&T企画/自主講座」の日程及び内容
●日時:11月5日(土)13~20時
 会 場:岐阜市民会館

 講 師:寺町みどり&ともまさ
集 合:12:30(時間厳守) ~準備~

●テーマ《基本は「政策」と「公約」》
13:00~13:10
 日程と内容の説明

●セッション① 13:10~14:10
 テーマ「自治体の政策とお金の流れ」

 ・自治体予算と政策の関係
 ・市民の望む政策を実現
 ・情報公開制度を上手につかう

●セッション② 14:20~16:30
 テーマ「政策・公約をつくるのはあなた」

 ※テキスト『市民派議員になるための本』
・あなたは何がしたいのか/どんな議員になりたいのか
・つぎの選挙にどうつなぐのか
 プレゼンテーション
 「議員として実現できたこと、できなかったこと」
    ※現職議員のみ2分以内で簡潔に説明してください。    
・政策・公約とは何か。
・仲間・市民とどうかかわるか

●セッション③ 16:50~19:40
テーマ「メッセージをつくる~政策のつくり方のじっさい」

・プレゼンテーション
 「セッション②を聴いてどう思ったか~自分のレジメに即して」
    ※1分以内で簡潔にまとめてください
・政策課題となるためのテーマ
・選挙における政策とは何か
・書き言葉によるメッセージとは何か
 政策リーフをどうつくるか~政策をかたちにする
・有権者に何をどのように届けるのか?

●まとめ 19:40~20:00(一人ずつコメント)  
   テーマ「この講座で何を獲得したか」

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《持ち物》
・『市民派議員になるための本』(寺町みどり/学陽書房/2002)
・『地方自治小六法』または、それに類するもの
・前回までに配布したポスター、リーフ、ニュース、選挙ハガキ等すべて。
・第1回及び第2回講座の資料のすべて。

《宿題》
1)全セッションで、『市民派議員になるための本』をテキストに使います。
  「第2部・勝てる選挙」第2、5、11章、
  「第4部・政策実現への道」第23,24,25章
  「第5部・市民と議員」第35章を、事前によく読んでくること。
2)課題
 あなたの「①政策・②スタンス・③プロフィール・④有権者へのメッセージ」
 ※課題については、すでに提出されたレジメを講師側で準備します。

   第二回の8月6日と7日の内容
   第4回のこと
オプション
【わかりたい人のための自主勉強会】
日時:11月6日(日)9:30~14:30

講師:寺町みどり&ともまさ
テーマ:「政策課題を一般質問の形に組みたて、政策実現の手法を実践的に身につける」 

《内容・スケジュール》
①9:30~11:30
●課題と事前調査の発表(50分)
~レジメの1枚目(リクエストの1.2.3)について、
 5分でプレゼンテーション+5分で講師コメント
●事前調査についてのディスカッション(40分)
●「調査資料・データを元に、どのように立論したか」の説明(ひとり5分)

②12:00~
テーマ:「一般質問と答弁のワークショップ」

内容:
●通告していただいた内容で、一般質問(75分・答弁者はみどりorともまさ)
●立論/質問についてのディスカッション(25分)

③13:40~
テーマ:「政策実現へ~議会以外で実現する手法」

●課題5についてプレゼンテーション
●ディスカッション

14:30終了

◆ 次回の選挙講座は2月4日(土)です。
 5日(日)はオプション。
 いずれも、岐阜市内です。
 興味ある方はお問い合わせください。
 第一回、第二回の内容のことなどはリンクをさかのぼってください。




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