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てらまち・ねっと



 こちら、昨日、一昨日と、無農薬米の稲の田植えなのに、マスコミから携帯電話にジャンジャン。
 一昨日の夕方、田植えが終わった時、近所の人が散歩で来て、「今日は休みだったのでテレビを見ていた。一日中、市議の捜査のことをやっていた。許せんな! どうなるんやな?」

 新聞などから、だんだんと捜査の経過が見えてくる。
 県警は、4月の初めころに既に山県市の役所から当時の選挙公営関係の書類をもって行っていた。だから役所には書類がない。
 でも、私のところには候補者と印刷業者の契約書や請求書の写しや集計表もある。それで、マスコミから照会があればすぐに提供した。
 だからか、記事も素早い。情報公開とは、すごいこと。
 私のところに書類がある理由は、昨年の12月議会で市長にこの選挙公営の問題を一般質問するため情報公開請求で取得していたからだ。

 そういえば、昨年の岐阜県庁の裏金事件でも同じことがあった。
 過去のある裏金事件の調査記録の文書について、県は保存年限経過で廃棄して何もない。他方、私は、その事件を葬うとした県の姿勢を批判する内部告発を受けて、すぐに情報公開請求して関連文書の一式を取得していた。それは、住民訴訟に発展、裁判所の和解勧告で関係者がお金を返還、県知事は2度とこのようなことのないようにする、と誓った。(それでも裏金事件は起きたけど)
 昨年、何年かぶりに、私のところのその資料が新聞やテレビのところを回った、という皮肉。

 今回、私のところには、市民の方からも電話やメールが来ている。
 「ひどい、議員はやめろ、すぐに解散しろ、議会として取り組め、徹底的にやってくれ」・・・・「誰がいくら請求したか公表してくれ」、という求めもある。

 市民の皆さん、有権者、納税者が怒るのは当然だ。
 奇しくも、山県市議会の6月定例会はあす12日(火)10時開会。
 何かあるのか、何もないのか・・・

 ともかく、ポスター代に、葉書や名刺などの印刷費を込みにして水増し請求する候補者がいるのだろうと思っていたら、新聞記事は、「ポスター製作費水増し分は市議に」・・・唖然
 まさかと思った。
 まさか、現金のキックバックはないだろうと政治や選挙の現場にいる私でさえ思っていたのに・・・

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 インターネット版の新聞記事は、かなり要約されています。
 詳しく知りたい方は全文をごらん下さい。 
   新聞の印刷用PDF版はこちら  2007年6月9日 第一報 3ページ 758KB
       2007年6月9日10日 続報 6ページ 2.15MB
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大
 ●「ポスター製作費水増し分」は市議に 岐阜・山県の選挙公営詐欺疑惑 
  2007年6月10日 中日
 岐阜県山県市の選挙ポスター製作費をめぐる詐欺疑惑で、県警から事情聴取を受けている市議のポスターを請け負った印刷業者が九日、中日新聞の取材に、市から業者の口座に振り込まれた金額と、実際に業者が市議に請求した金額との差額の約十万円を、市議に渡していたことを明かした。県警も、複数の市議が印刷業者から差額を受け取ったとの情報を得ており、捜査を進めている。

 業者によると、二〇〇四年四月の市議選を前に市議の注文を受けて、ポスター、はがき、名刺を印刷した。業者はそれぞれ項目別に分けて市議に代金を請求した。その後、市議が選挙公営に基づいて市へ経費の請求手続きをした。業者名で市長あての請求書を出したことになっているが、実際に請求金額などを記入したのは市議側だった。業者は市議から「代金は市から口座に振り込まれるから」と説明を受けた。

 その説明のなかで、市議は振り込まれる金額が、業者の請求していた代金よりも約十万円多いと告げた。実際に市議の言う金額が市から振り込まれたため、業者は差額分を市議へ渡したという。
 この市議は、選挙公営で認められていないはがき、名刺の印刷も公費で賄ったうえに、約十万円も手にしたことになる。
 県警はポスター製作費として認められている一人当たり上限三十七万八百四十五円に近く請求した市議ら五人前後を詐欺容疑で事情聴取している。

◆ポスター費、県議選でも開き
 岐阜県山県市議選で候補者によるポスター製作費の水増し請求疑惑が明らかになった選挙公営制度をめぐり、今年四月の統一地方選で行われた岐阜県議選でも、上限額いっぱいから30%未満まで、候補者によってポスター製作費に大きな開きがあることが分かった。問題となった二〇〇四年四月の山県市議選と同様の構図が見られ、市民グループは近く県監査委員に監査請求する考えだ。

 県議選の場合、ポスター製作費については、選挙区ごとに掲示場数などが違うため、上限額も異なる。上限が最も高かったのは郡上市選挙区の百七万三千六百四十円、最も低かったのは羽島郡選挙区の六十五万三千八百五十六円だった。
 中日新聞が入手した資料で、候補者七十一人のうち、県への提出書類の補正中などの九人を除く六十二人分のポスター製作費が判明。各選挙区ごとの上限に占める各候補者の請求額の割合は、大きくばらつきがみられた。

 上限額いっぱいに請求した候補者が五人いた一方で、30%未満で済ませた候補者は十六人だった。上限額いっぱいで請求した県議の一人は「純粋にポスター代だけ。いい写真を撮ってもらって丁寧に作ってもらったと思っている」とし、別の県議は「経理は出納責任者がやっているので、私は分からない」と話した。
 市民グループの「くらし・しぜん・いのち岐阜県民ネットワーク」の寺町知正代表は、今回の県議選についてポスター一枚当たりの作製単価もばらつきがあることに着目。「上限に近い候補者は水増しの可能性もある」と指摘し、監査請求の準備を進めている。

 ● 印刷業者が水増し認める 「候補者も認識」
  2007年6月10日 岐阜
 2004(平成16)年4月の山県市議選で、市議ら数人が印刷業者と共謀し、選挙公営で支給されるポスター代を水増し請求した詐欺容疑事件で、現職の市議のポスターを製作し、限度額(37万845円)に近い代金を市に請求した岐阜市の印刷業者が9日、岐阜新聞社の取材に応じ、水増し請求の事実を認めた。

 この業者は、市議のポスター135枚分の費用を約37万円で市に請求。1枚当たりの単価を約2700円で計算していたが、「実費よりも高い金額だった」と述べ、水増しを明らかにした。
 さらに「選挙公営で認められていない印刷物の代金も含め、限度額ぎりぎりの金額で請求した。これは候補者も知っている」とし、「当時は悪いという認識はなかった。警察の指摘を受けて、今はまずかったと思っている」と話した。

 一方、この業者に印刷を発注した市議は「話すことは何もない」としている。

 同市議選では、25人が選挙公営制度でポスター代を請求。内訳は30万円台が6人、20万円台が3人、10万円台が16人だった。30万円台のうち5人は、それぞれ違う業者が請け負ったにもかかわらず、2人が36万9900円、3人が36万8550円と、請求額が同額になっていた。

 県警捜査二課と山県署は、市議ら数人が業者と共謀してポスター代を水増し請求し、市から数万円から十数万円を不正に受給したとみて、9日も市議らを事情聴取し、調べを進めている。

 ● 選挙公営制:市議らがポスター製作費を水増しか 岐阜県  2007年6月9日 毎日
 選挙費用を公費負担する選挙公営制度をめぐり、04年4月の岐阜県山県市議選で当選した市議ら5人前後が、ポスター製作費を水増しして市に請求し、過大受給していた疑いがあるとして、県警捜査2課と山県署が詐欺容疑での立件を視野に捜査を進めていることが分かった。市議らから任意で聴取を始め、ポスター製作を請け負った印刷会社からも事情を聴いている。近く岐阜地検に書類送検する方針だ。92年12月の公選法改正でスタートした同制度をめぐり、警察が捜査に着手するのは初めてとなる。

 同市議選では、市選挙公営条例に基づき、各候補者に対し、ポスター製作費として、各候補者の請求通りに、1人当たり37万845円を上限に支給された。

 調べでは、当選した市議ら5人前後は、印刷業者と共謀し、実際の製作費に数万円から十数万円を上乗せして市に水増し請求した疑い。県警捜査2課は今年4月、市議らが提出した請求書や支払いに関する公文書の提出を市選管から受けた。上限に近い金額を受け取った市議を中心に、捜査を進めているとみられる。

 同市議会では、市議22人のうち19人が共同で、市財政が厳しいことを理由に同制度の廃止を提案した。今年3月2日、選挙公営制度に関する市条例の廃止を可決したばかりだった。

 ● 選挙ポスター代、水増し受給の疑い…岐阜・山県市議ら聴取 2007年6月9日 読売
 2004年4月に行われた岐阜県山県市議選で、候補者のポスター製作費などを公費補助する「選挙公営制度」を利用した複数の候補者が、ポスター代を水増しして受給していた疑いが強まり、県警は現職市議ら数人から詐欺の疑いで事情聴取を始めた。 近く書類送検する。

 調べによると、市議らは、印刷業者と共謀し、実際の製作費より多い金額を市に請求して数万円~数十万円の公費をだまし取った疑いが持たれている。水増し分は選挙用のはがきやパンフレットの印刷代に充てたという。同制度を定めた市条例は今年3月、議員提案で廃止されている。

 市は03年に同制度を導入し、ポスター1枚2747円、一人37万845円を上限に、製作費を公費負担した。しかし、04年の市議選では、ポスター1枚1000円程度で製作した候補者がいる一方、2740円を請求した候補者もいて、市民から「無駄遣い」との批判が高まった。


 ● 市議が選挙ポスター代水増し受給容疑 書類送検へ 岐阜  2007年6月9日 朝日
 04年4月の岐阜県山県市議選で当選した市議のうち5人前後が、市の選挙公営制度によって公費で負担されるポスター代を、実際より高い単価で申告して製作費を水増し受給していたとして、県警が任意で事情聴取したことが9日、わかった。県警は、容疑が固まり次第、詐欺容疑で書類送検する方針。選挙公営制度をめぐっての捜査着手は異例という。

 調べでは、市議選には定数22に対し、27人が立候補。当選した議員のうち大半が、条例で決められたポスター製作費の公費負担の上限額37万845円に対し、約30~60%の額を請求した。これに対し、5人は上限ぎりぎりの約99%、他に2人が95%と80%で請求するなど、大きなばらつきが出ていた。
 県警は、市議らが印刷業者に依頼し、ポスター印刷代の中に選挙用はがきやパンフレットの印刷代なども含めていた可能性があるとみている。

 山県市は03年4月、高富町、美山町、伊自良村の旧3町村が合併して発足した際、選挙公営制度を導入。04年4月の市議選ではポスター代や選挙カーの燃料代など1000万円以上が支出された。その後、「市財政を圧迫する」など批判の声が上がり、市議会は今年3月、選挙公営条例の廃止を決めた。

 村橋安治議長は「選挙公営制度は、市民900人以上から廃止を求める署名運動があり、廃止を決めたばかり。大変醜いことになってしまった」と話した。約1カ月前、水増し請求した議員がいるという話を聞いたという。今後の対応については「議会全体ではなく、議員個人の問題。しばらく様子を見守りたい」と述べた。
 
● 水増し請求:市議らを詐欺容疑で書類送検へ 岐阜・山県  6月10日 毎日
 04年4月の岐阜県山県市議選で当選した市議らが、公費負担されるポスター製作費を水増し請求した疑いがある問題で、印刷を請け負った複数の業者が9日、毎日新聞の取材に対し、市議側の請求額が実際の製作費を大きく上回っていた可能性が高いことを明らかにした。県警捜査2課と山県署は同日も引き続き市議らから事情を聴くとともに、印刷業者らからも、ポスター製作や請求書作成に関する打ち合わせ状況などについて聴取しており、容疑が固まり次第、市議5人前後を詐欺容疑で書類送検する。

 04年の市議選では立候補者27人中、25人がポスター代を市に請求し、最高額と最低額では約25万円の開きがあった。
 ポスター製作費への公費負担額の上限(約37万)に近い36万9900円で請け負ったとされる岐阜市内の印刷会社の社長(49)は、ポスター1枚当たりの請求額が2740円になることについて「風や雨に当たってもいいように通常のポスターよりも費用がかかるのは事実だが、明らかに不自然な金額」と高すぎることを認めた。社員が県警から事情を聴かれているといい「かかわった者として大変反省している。すべての資料を県警に提出しており(捜査に)協力したい」と話した。

 市議5人から受注した山県市内の別の印刷業者も、選挙ポスターの単価は1200円ほどと説明。「総額15、16万円が相場だ」と指摘する。一方、3番目に高い36万8550円で請け負った岐阜市内のグラフィック業者は「話すことはない」と口を閉ざしている。【稲垣衆史、鈴木敬子】

  ● 「疑い事実なら辞職を」 市民から憤りの声 6月10日 中日
● 口閉ざす市議ら 市民「公金感覚マヒ」6月10日
  朝日
 山県市議数人が04年4月の市議選で、選挙ポスターの製作費を水増し請求したとして県警から任意の事情聴取を受けていることが明らかになったが、問題の市議らは姿を見せず、ポスターの印刷業者も口を閉ざした。市役所では9日、選挙担当の職員が急きょ登庁し、報道機関などの対応にあたった。市民からは、市議らの公金意識の低さへの批判が相次いだ。

 公費負担の限度額ぎりぎりとなる製作費を請求していた複数の市議宅では、いずれも家族らが「外出中」と困惑するばかり。また、問題の市議のうち1人からポスター製作を請け負った印刷業者は「何も言えない」の一点張り。別の印刷業者は「県警から事情聴取を受けている」と言葉少なに話した。

 選挙公営制度の廃止を求める署名活動をした寺町知正市議は、7日の市議会全員協議会の後、ある市議から「印刷所が(県警に)調べられた。お金は全額返還しようと思っている。表に出たら政治生命が終わってしまう」と打ち明けられた。
 8日午後には別の市議から電話があり、「選挙ポスターの件で警察から電話があり、話を聞きたいと言ってきた。心当たりはないのだけれど」と不満そうに話していたという。寺町市議は「公費の水増し受給があったら許されない。そんな人が市民の代表として市議選に立候補すること自体、おかしかったのでは」と話した。

 一方、市民からは「額の大小の問題ではない」と批判の声が上がった。市内の無職男性(64)は「(問題の市議らは)公金の感覚がマヒしているのだろう」とあきれた。


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 ヒペリカム。鮮やかな黄色の花。
 しかも、株いっぱいに咲きます。うちでも、先週から目立ってきました。
 
花径6~7センチほどのビヨウヤナギ
(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大

ビヨウヤナギ(美容柳)  オトギリソウ科 
解説 から引用
 ・・似たものに,トモエソウ(巴草)というのがありますが,トモエソウはビヨウヤナギよりもっと花弁が巴型のように曲がっているものです。・・

  

  



花径6~7センチほどのキンシバイ

キンシバイ(金糸梅)  オトギリソウ科 
解説 から引用
 ・・花屋さんではヒペリカム(オトギリソウ科オトギリソウ属の学名の Hypericum から)と呼んでいるようです。同じ属のビヨウヤナギ(美容柳)もヒペリカムと呼ばれるので紛らわしいです・・

  

 



花径2センチほどのヒペリカム

ヒペリカムの仲間 Hypericum から引用
 ・・~可愛い実をつけるので、切花やクラフトで人気ですが、花もかわいいんです~

オトギリソウ科 オトギリソウ属 耐寒性亜低木 原産地 熱帯、亜熱帯

オトギリソウ科全体としては、47属。1300前後の種類があります。
総じてあざやかな黄色い花をつけます。梅のように?しべが目立つ形状の花が多い。
キンシバイやビヨウヤナギもこの仲間です。
実がなる種類は アンドロサエマムやイノドラムが有名です。


  

 



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